ホテルでWi-Fiが繋がらないのはなぜ?原因や対処法を解説
ホテルでWi-Fiが繋がらないのはなぜ?原因や対処法を解説

出張・旅行先のホテルで、Wi-Fiが繋がらない状況に陥ってしまい、苦い経験を覚えた方は多いでしょう。この記事では、ホテルでWi-Fiが繋がらなくなる原因や、Wi-Fiが繋がらない状況に陥った際の対処法について解説しています。
目次

ホテルでWi-Fiが繋がらない原因
ホテルでWi-Fiが繋がらない原因は主に4つあります。それぞれ、「Wi-Fiへの同時接続数の問題」「Wi-Fiへのアクセスポイントの問題」「建物の構造に関する問題」「ネットワーク設定の問題」です。ホテルで「Wi-Fiが繋がらない・遅い」と感じた方は、この記事を読んで原因や対処法を覚えていきましょう。
Wi-Fiへの同時接続数の問題
Wi-Fiが繋がらない原因として第一に考えられるのは、同時接続数が多すぎることです。ひとつのネットワークへの接続機器が増えれば増えるほど、サーバーに負荷がかかり接続品質が低下してしまうのです。
Wi-Fiへのアクセスポイントの問題
基本的にホテルのWi-Fiは、共有スペースやロビーといったエリアにルーターを設置し、建物全体で共通のWi-Fiを利用しています。そのため、部屋がルーターの設置場所から離れている場合、接続が不安定になることがあります。
建物の構造に関する問題
「ルーターの設置場所から近いのに繋がらない」という場合は、ホテル自体の構造に原因があることが多いです。アクセスポイントまでが壁によって何枚も隔たれている、電波を遮断してしまう素材が壁に使われているといった理由で、Wi-Fiが部屋まで届きにくいことがあります。
ネットワーク設定の問題
部屋に割り当てられたWi-FiのSSID(ネットワーク識別用の名称)とは違うものを選択しているといったミスも、繋がらない原因のひとつです。適切なネットワークに接続されているかは、しっかり確認しておきましょう。
ホテルでWi-Fiが繋がらない時に個室でできる対処法
ホテルでWi-Fiが繋がらない場合の最も良い対処法は共有スペースやロビーなどのルーターが設置されたエリアでデバイスを使用する方法です。ルーターから近い位置でWi-Fiを接続すれば大抵の場合解決します。ですが、個室でWi-Fiを繋ぎたいという場面は多く、こうした状況でも行える対処法を紹介していきます。
個室でできる対処法は主に4つあり、それぞれ「デバイスやWi-Fi中継器の位置を変える」「デバイスの負荷を軽減する」「有線LANやWi-Fi中継器、テザリングを活用する」「困ったときはフロントデスクに相談」となります。
デバイスやWi-Fi中継器の位置を変える
前述の通り、接続したWi-Fiのルーターから距離が近いほど通信が安定します。なので、デバイスをルーターに近い位置で使用すると、通信が良好になる場合があります。他には、建物の構造によってWi-Fi繋がりやすい場所が生まれていることがあり、その場所を探すこともおすすめです。
また、部屋によってはWi-Fiの中継器が設置されており、その中継器の接続が不安定になっている場合があります。フロントデスクで相談し、可能ならば中継器の位置を変えてもらうことも1つの手段です。
デバイスの負荷を軽減する
アプリケーションやホームページなどを多数開いていると、デバイスへの負荷が大きくなってしまい、通信の品質が低下してしまいます。これらを必要最低限まで減らし、デバイス内のリソースを確保することで、Wi-Fiがより繋がりやすくなります。
有線LANやWi-Fi中継器、テザリングを活用する
有線LANケーブルやWi-Fiの中継器を利用することで、Wi-Fiの繋がりやすさは大幅に改善します。ホテルによっては、有線LANケーブルが備え付け・貸し出しできる場合があるのでフロントデスクにて相談してみましょう。
またPCやタブレットの場合、スマートフォンのテザリング機能を利用しインターネットに接続する方法もあります。ただし、スマートフォンのパケットを使用して通信するので、データ容量上限に達し、通信速度制限に掛かる可能性があります。データの残量には十分注意して利用しましょう。
困ったときはフロントデスクに相談
多くのホテルのフロントデスクでは、Wi-Fi接続に関する問題や相談を受け付けるスタッフが在中しています。Wi-Fiが繋がらない際は、部屋に備え付けられている電話から問い合わせてみましょう。
外出先でのWi-Fi問題に困らない!モバイルルーターとは

ホテルでWi-Fiが繋がらない状況を始め、外出先でのWi-Fi問題は付き物だといえます。この問題を解決できる機器が、モバイルルーターです。
モバイルルーターとは、携帯性・移動性が高いルーターのことを指します。通常のWi-Fiルーターでは困難な、外出先での利用に強いルーターとなっており、デバイス周辺の環境を問わず、快適にネットワークへと接続することが可能です。
モバイルルーターはレンタルも可能で、短期間の出張や旅行といった数日の外出時にのみ利用する方法もあります。モバイルルーターは利用へのハードルが低く、外出を定期的に行う方には打って付けの機器だといえます。
モバイルルーターについて更に知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
モバイルルーターとは?選び方やメリット・デメリットを紹介|IoTBiz|DXHUB株式会社
モバイルルーターを選ぶコツ
モバイルルーターは多種多様なプランで販売されています。こうした中から自身に適切なプランを見つけることは至難の業です。そこで、モバイルルーターを選ぶ上で役立つコツを紹介していきます。
モバイルルーターを選ぶコツは主に5つあります。
1.通信料金だけでなく端末費用を確認
料金の項目を確認する際に、モバイルルーターの端末費用は必ず確認しましょう。端末の費用にも、プラン加入時・月々の支払い・無料レンタルと料金形態があるのです。通信料金と端末の費用を確認することで、モバイルルーターに掛かる初月の費用や月々の費用を把握できます。
2.通信量の形態
基本的にモバイルルーターの通信量設定は、無制限のプラン、通信容量上限が決まったプランの2種です。通信容量上限は、プランによって日ごと・月ごとに分かれており、この点も利用用途に見合うプランを探す上で重要です。
3.通信速度の必要量
通信速度が速いプランが良いと思われがちですが、デバイスの利用用途がネット上の地図を利用したり、検索をするだけなら、通信速度を重視する必要はありません。また、プランに表記された通信速度が常に出るわけではなく、時間帯や環境によって増減します。通信速度を選択の基準とする場合は、本当に用途に見合った速さかを確認しておきましょう、
4.端末のスペックが用途に適切か
プラン内容が、自身の利用用途に対して適切なスペックでないこともあります。例えば、モバイルルーターを大人数で利用したい場合に、デバイスの同時接続数が数台しかできないプランは不適切です。モバイルルーターの利用用途を考え、それに見合ったスペックのプランを選びましょう。
5.契約期間内にどれだけ利用するか
基本的にはプランごとに契約期間が決められています。この契約期間内に、モバイルルーターをどれだけ利用するかによってプランを選ぶことが重要です。例えば、不定期な外出でモバイルルーターを利用する場合、月ごとの契約プランは不向きです。「JAPAN PREPAID WIFI」の様に、通信量や端末が買い切りのプランを選択する方が適切といえるでしょう。
法人契約が可能なモバイルルーターをお探しの方は、下記の記事をご覧ください。
法人契約できるモバイルルーターおすすめ8選を比較紹介!|IoTBiz
まとめ
この記事では、ホテルでWi-Fiが繋がらない場合でも、改善できる対処法を解説しました。特に、共有スペースやロビーでWi-Fiを繋ぐ、フロントデスクに相談するといった対処法は今すぐできる対処法です。現在Wi-Fiが繋がらず困っている方はぜひ試してみてください。

IoTBiz編集部
2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。
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