応募機会の取りこぼしを抑制—UPROの「人材プール機能」が特許取得、飲食チェーンのアルバイト採用で横断マッチングを実現
応募機会の取りこぼしを抑制—UPROの「人材プール機能」が特許取得、飲食チェーンのアルバイト採用で横断マッチングを実現

この記事では、株式会社UPROが開発した、アルバイト採用支援サービス「UPROアルバイト」に搭載する「人材プール機能」の特許取得について紹介しています。
目次
株式会社UPROは、アルバイト採用支援サービス「UPROアルバイト」に搭載する「人材プール機能」について、特許第7691632号を取得したと発表しました。本機能は、応募者の同意に基づき入力情報や自己PR動画を蓄積し、他店舗・他拠点へ自動的に紹介・推薦できる仕組みです。店舗単位の採用で発生しがちな「シフト不一致により不採用」などの応募機会の損失を抑え、チェーン全体での活用を想定しています。
開発背景:ドトールコーヒーとのPoCで検証
本機能は、株式会社ドトールコーヒーとのPoC(概念実証)で得られた知見を基に開発されました。店舗ごとに発生する「採用できる人材の取りこぼし」をテーマに、複数店舗間で応募データを有効活用する設計を検証。得られた成果を一般化し、飲食チェーン全体で使える機能として実装したとしています。
機能概要:同意ベースの横断活用とAIマッチング
応募者が入力した希望シフト・属性情報・自己PR動画を、同意のもとで人材プールに登録。登録データを基に、他店舗の求人ニーズと自動マッチングし、オファーを提示します。
動画活用により、再面接なしで合否判断まで進められる運用が想定されています。
期待される効果
「人材プール機能」によって、期待される効果は以下の通りです。
1.採用率の向上
一度のプール登録で実質的に複数店舗への求人応募が可能となり、採用機会を確保しやすくなります。
2.欠員対応の即時性
人手不足が生じた店舗に対して、プールから即時人材紹介が可能です。
3.工数の削減
応募情報と動画の二次利用により、面接・調整工数の圧縮が期待されます。
導入募集と今後の展開
UPROは、飲食チェーンを中心に導入企業の募集を開始しています。運用面では、応募者の同意取得プロセスや情報の更新・破棄フロー、公平性・透明性の担保など、ガバナンス設計が重要となります。KPIとしては、採用率・欠員発生時の充足リードタイム・再面接率・応募者満足度などの指標設定が有効と考えられます。
(参考)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000149594.html

IoTBiz編集部
2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。
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