ドコモは法人契約が可能!料金プランや個人プランとの違い注意点を徹底解説
ドコモは法人契約が可能!料金プランや個人プランとの違い注意点を徹底解説
ドコモは、企業向けの通信ニーズに応える法人契約プランを提供しています。法人契約では、個人契約と異なる料金体系や特典があり、企業全体の通信コストを最適化するための様々なメリットがあります。本記事では、ドコモの法人契約の概要や特徴、さらには最新の料金プランについて詳しく解説していきます。
目次
ドコモは法人契約が可能
ドコモでは法人契約が可能で、企業向けに特化したサービスやプランを提供しています。法人契約は、企業全体での通信コストの最適化や一括管理ができるメリットがあります。必要書類には、登記簿謄本や印鑑証明書、社員証や名刺、契約法人名義のクレジットカードなどが含まれます。申込窓口はドコモショップ、ドコモビジネスコネクトセンター、ドコモビジネスオンラインショップがあります。これにより、企業の通信環境を効率的に管理し、業務の効率化とコスト削減を図ることが可能です。
そもそも「法人契約」とは
「法人契約」とは、企業や団体がスマートフォンや携帯電話などの通信サービスを利用する際、その法人の名義で契約を行うことを指します。これは個人が自分の名前で契約するのとは異なり、法人契約では企業や団体の名前が契約者として登録され、その法人内の従業員やメンバーが共有して利用することが可能です。
法人契約の特徴①法人名義で契約
法人契約では、契約者として法人の名前が記載されます。これにより、企業全体でその契約を共有して利用することができます。例えば、従業員が業務で使用するスマートフォンや携帯電話は、法人名義の契約に基づいて提供されます。
法人契約の特徴②料金体系の違い
法人契約では、通常、複数の回線をまとめて契約することで割引が適用される場合があります。これにより、通話料金やデータ通信料金が削減され、企業の通信コストを抑えることができます。例えば、10回線以上の契約を一括で行うことで、個別契約よりも総合的なコストが低くなることが期待されます。
法人契約の特徴③法人向けサービスの提供
法人契約には、経費管理の利便性やセキュリティ強化、管理者権限の設定など、ビジネスニーズに応えるための特別なサービスやオプションが用意されています。例えば、法人専用の管理ポータルサイトを通じて、各回線の利用状況をリアルタイムで監視したり、セキュリティポリシーを一括で適用することができます。
法人におすすめの「格安SIMスマホ」を詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
『法人契約におすすめの格安SIMスマホ5選を徹底比較!』
ドコモ法人契約のプラン内容
ドコモの法人向けプランは、企業や団体が業務で使用するスマートフォンや携帯電話の利用に適した多様な選択肢を提供しています。2023年7月に新料金プランが導入され、特に「irumo」と「eximo」が新たに登場しました。これらのプランは、データ使用量や通話ニーズに応じて選べるように設計されています。
h3 irumoプラン
「irumo」は、データ通信量が少なく、料金を抑えたい法人向けのプランです。このプランには、0.5GB、3GB、6GB、9GBの4つのデータ通信量プランがあります。月額料金はそれぞれ、0.5GBが550円、3GBが2,167円、6GBが2,827円、9GBが3,377円です。データ通信量を超過した場合の速度制限は、0.5GBプランでは最大128Kbps、他のプランでは最大300Kbpsです。国内通話料は22円/30秒です。また、通話オプションとして、月額1,980円で国内通話が無料になるかけ放題オプションや、月額880円で5分以内の国内通話が無料になる5分通話無料オプションがあります。さらに、ビジネスメンバーズ割やドコモ光セット割/home 5Gセット割を適用することで、例えば3GBプランの場合、月額料金は880円になります。
データ通信量プラン
- 0.5GB: 月額550円
- 3GB: 月額2,167円
- 6GB: 月額2,827円
- 9GB: 月額3,377円
超過後の速度制限
- 0.5GBプラン:最大128Kbps
- 3GB、6GB、9GBプラン:最大300Kbps
国内通話料
22円/30秒
通話オプション
- かけ放題オプション:月額1,980円(国内通話無料)
- 5分通話無料オプション:月額880円(5分以内の国内通話無料)
割引適用後の月額料金(例:3GBプラン)
- ビジネスメンバーズ割:-187円
- ドコモ光セット割/home 5Gセット割:-1,100円
- 合計:880円
eximoプラン
「eximo」は、データ無制限に対応したプランで、データ使用量が多い法人に最適です。このプランは、データ通信量に応じて段階的に料金が設定されており、1GBまでが月額4,565円、3GBまでが月額5,665円、無制限が月額7,315円です。データ通信量を超過しても速度制限はありません。国内通話料は22円/30秒で、社員間の通話は無料です。通話オプションとして、月額1,980円で国内通話が無料になるかけ放題オプションや、月額880円で5分以内の国内通話が無料になる5分通話無料オプションがあります。各種割引を適用すると、例えば無制限プランの場合、ビジネスメンバーズ割、みんなドコモ割(3回線以上)、ドコモ光セット割/home 5Gセット割を適用することで、月額料金は4,928円になります。
データ通信量プラン
- ~1GB: 月額4,565円
- ~3GB: 月額5,665円
- 無制限: 月額7,315円
超過後の速度制限
なし
国内通話料
22円/30秒
社員間通話
無料
通話オプション
- かけ放題オプション:月額1,980円(国内通話無料)
- 5分通話無料オプション:月額880円(5分以内の国内通話無料)
割引適用後の月額料金(例:無制限プラン)
- ビジネスメンバーズ割:-187円
- みんなドコモ割(3回線以上):-1,100円
- ドコモ光セット割/home 5Gセット割:-1,100円
- 合計:4,928円
その他のプラン
1. はじめてスマホプラン
「はじめてスマホプラン」は、3G契約から乗り換える場合に利用できるプランで、データ通信量1GBの月額料金は1,815円です。このプランでは、データ通信量を超過した場合の速度制限は最大128Kbpsで、国内通話料は22円/30秒です。5分以内の国内通話が無料のオプションや、月額1,100円で国内通話が無料になるかけ放題オプションも利用可能です。契約月から最大12ヶ月間は「はじめてスマホ割」が適用され、月額料金が1,078円になります。
- 1GB:月額1,815円
- 超過後の速度制限:128Kbps
- 通話料:22円/30秒
- 特徴:3G契約から乗り換える場合に利用可能、最大12ヶ月間は割引適用で月額1,078円
2. ケータイプラン
「ケータイプラン」は、フィーチャーフォン専用のプランで、データ通信量100MBの月額料金は1,507円です。超過後の速度制限は最大128Kbpsで、国内通話料は22円/30秒です。社員間の通話は無料で、かけ放題オプション(月額1,980円)や5分通話無料オプション(月額880円)も利用できます。割引適用後の月額料金は1,320円になります。
- データ量100MB:月額1,507円
- 超過後の速度制限:128Kbps
- 通話料:22円/30秒
3. 5Gデータプラス/データプラス
「5Gデータプラス/データプラス」は、eximoなどのデータプランを2台目の端末(タブレットやWi-Fiルーターなど)でシェアするサービスです。月額料金は1,100円で、無制限プランの場合、シェアできるデータ量は最大30GBです。
- 月額1,100円
- 他のプラン(eximoなど)と連携してデータシェアが可能
割引サービス
ドコモの法人契約では、いくつかの割引が利用可能です。「ビジネス通話割引」は、同一グループ内で対象プランを2回線以上契約すると、社員間の通話が無料になります。「ビジネスメンバーズ割」は、法人限定のポイントプログラムに加入すると、月額187円の割引が受けられます。「みんなドコモ割」は、同一グループ内で2回線以上の契約があると適用され、1回線ごとに最大1,100円割引されます。「ドコモ光セット割/home 5Gセット割」は、同一グループ内で「ドコモ光」または「home 5G」の契約があると、1回線あたり最大1,100円の割引が受けられます。
- ビジネス通話割引:同一グループ内の対象回線間で通話が無料
- ビジネスメンバーズ割:月額187円の割引
- みんなドコモ割:2回線以上の契約で1回線ごとに最大1,100円割引
- ドコモ光セット割/home 5Gセット割:1回線あたり最大1,100円の割引
オプションサービス
ドコモの法人契約には、通話オプションや「ビジネススマホパック」、「副回線サービス」などのオプションサービスもあります。通話オプションには、国内通話が無料になる「かけ放題オプション」や、5分以内の国内通話が無料になる「5分通話無料オプション」があり、2023年7月1日以降に申し込むと、留守番電話やキャッチホンのオプションが無料になります。「ビジネススマホパック」は、ビジネスに必要な機能をお得に利用できるサービスで、「ビジネス端末レスキュー」や「ケータイ補償サービス」などが含まれます。「副回線サービス」は、災害や通信障害時に備えて他社回線が利用できるサービスで、法人の場合、月額550円で1GBのデータ容量が利用可能です。
1. 通話オプション
- かけ放題オプション:月額1,980円(国内通話無料)
- 5分通話無料オプション:月額880円(5分以内の国内通話無料)
2. ビジネススマホパック
- ビジネス端末レスキュー、ケータイ補償サービス、ビジネスアクセスマネージャーなどのサービス
3. 副回線サービス
- au(KDDI)回線を利用可能なサービスで、災害や通信障害時のバックアップとして活用可能
ドコモの法人契約プランは、企業のニーズに応じて選べる柔軟なプランが用意されており、さまざまな割引やオプションサービスを活用することで、効率的かつ経済的に通信サービスを利用することができます。
ドコモの法人プランと個人プランの違い
ドコモの法人契約と個人契約には、手続き場所や必要書類、支払い方法、そしてポイントプログラムに違いがあります。法人契約は、企業としての正式な手続きを踏むために、より多くの書類や手続きが必要ですが、法人向けの特典やサービスが充実しています。一方、個人契約は手続きが比較的簡単で、個人向けのポイントプログラムが利用できます。どちらを選ぶかは、契約する目的や必要なサービスに応じて決めると良いでしょう。
手続き場所
法人契約:法人契約の場合、手続きは以下の場所で行えます。
・ドコモショップ
・ドコモオンラインショップ
・法人営業部門
個人契約:個人契約の場合、手続きは以下の場所で行えます。
・ドコモショップ
・ドコモオンラインショップ
必要書類
法人契約:法人契約には、個人契約に比べて多くの書類が必要です。具体的には以下の書類が必要です。
・本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)
・支払いに必要なもの(クレジットカードや銀行口座情報など)
・登記簿謄本または印鑑証明書(会社の正式な登録を確認するための書類)
・社員証、名刺、または代表者からの委任状(会社との関係を証明するための書類)
個人契約:個人契約の場合、必要な書類は少なくなります。以下の書類が必要です。
・本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)
・支払いに必要なもの(クレジットカードや銀行口座情報など)
支払い方法
法人契約:法人契約では、以下の支払い方法が利用可能です。
・口座振替(銀行口座からの自動引き落とし)
・クレジットカード払い
個人契約:個人契約でも、支払い方法は以下の通りです。
・口座振替(銀行口座からの自動引き落とし)
・クレジットカード払い
ポイントプログラム
法人契約
法人契約では、「ドコモビジネスプレミアクラブ」というポイントプログラムが提供されます。このプログラムは法人顧客向けの特典やサービスを提供します。
個人契約
個人契約では、「dポイントクラブ」というポイントプログラムが提供されます。このプログラムは個人顧客向けの特典やサービスを提供します。
ドコモを法人契約する際の注意点
ドコモを法人契約する際には、いくつかの注意点があり、これらを理解しておくことでトラブルを避けることができます。以下に、ドコモ法人契約の際の主な注意点について詳しく説明します。
手続きの複雑さ
法人契約は個人契約に比べて手続きが複雑で、必要な書類も多岐にわたります。具体的には以下の点に注意が必要です。
・必要書類が多い
法人契約には本人確認書類のほかに、登記簿謄本や印鑑証明書、社員証、名刺、代表者からの委任状などが必要です。
・書類の有効期限
提出する書類は発行から3ヶ月以内のものが求められるため、事前にすべての書類を揃える必要があります。
ahamoの利用不可
ドコモの法人契約では、個人向けの格安プランであるahamoを利用することができません。ahamoは料金が非常にリーズナブルで人気がありますが、法人契約の場合はこのプランが選択肢に含まれないため、他の法人向けプランを検討する必要があります。
dポイントクラブ非対応
法人契約では、個人契約で利用できるdポイントクラブが利用できません。これにより、以下の点に注意が必要です。
・dカードの利用不可
法人契約ではdカードやdカードゴールドを契約することができません。dカードゴールドは還元率が高く、個人ユーザーにとっては魅力的なカードですが、法人契約では利用できない点に注意が必要です。
・法人専用のポイント還元
dポイントクラブが利用できない代わりに、法人専用のポイント還元プログラムが用意されています。還元が全くないわけではないため、法人契約向けのポイントプログラムを確認することが重要です。
個人事業主の法人契約不可
ドコモでは個人事業主が法人契約をすることができません。個人事業主が法人契約を希望する場合は、他のキャリア(例えばauやソフトバンク)で契約する必要があります。これは、法人契約が法人格を持つ企業向けに設計されているためです。
これらの注意点を踏まえて、事前に必要な書類を揃え、手続きの準備をしっかりと行うことで、スムーズにドコモの法人契約を進めることができます。また、法人専用のポイント還元やサービスについても理解しておくと、より有利に契約を活用することができます。
ドコモ法人契約の申し込み方法
最後はドコモの法人契約の申し込み方法について、詳しく説明します。法人契約を行うためには、必要な書類を揃えた上で、適切な申し込み窓口を利用することが重要です。
用意するもの
法人契約を行う際には、以下の書類を用意する必要があります。
1. 法人に関する確認書類(いずれか1点)
・登記簿謄(抄)本(現在(履歴)事項証明書):法人の正式な登記情報を確認するための書類。
・印鑑証明書:法人代表者の印鑑登録証明書。
2. 本人確認書類(いずれか1点)
・運転免許証:有効期限内のもの。
・マイナンバーカード(個人番号カード):写真付きのもの。
・健康保険証+補助書類:健康保険証と合わせて補助書類(住民票など)。
3. 法人との関係がわかるもの(いずれか1点)
・社員証:法人に所属していることを証明するもの。
・名刺:法人名と個人名が記載されているもの。
・代表者からの委任状:法人代表者からの正式な委任状。
4. 毎月のお支払い手続きに必要なもの(いずれか1点)
・契約法人名義のクレジットカード:法人名義で発行されたクレジットカード。
・キャッシュカード:法人名義の銀行口座のキャッシュカード。
・預金通帳および印鑑:法人名義の預金通帳とそれに対応する印鑑。
5. MNP予約番号
・他社から乗り換える場合のみ:現在のキャリアから発行されたMNP予約番号。
申込窓口
ドコモの法人契約は、以下の3つの窓口で申し込みが可能です。
ドコモショップ
・店頭での契約:最寄りのドコモショップで直接手続きを行うことができます。事前に予約をしておくとスムーズです。
・契約事務手数料:1回線あたり3,850円の手数料がかかります。
・店舗検索・予約:最寄りの店舗を検索し、予約するには以下のページを利用してください。
ドコモショップ/d garden 検索
ドコモビジネスコネクトセンター
・電話での申し込み:法人契約に関する相談や申し込みは、ドコモビジネスコネクトセンターから電話で行うことができます。
・電話番号:0120-003300
・受付時間:9:00~17:00(土・日・祝日・年末年始を除く)
ドコモビジネスオンラインショップ
・オンラインでの申し込み:オンラインショップでは、以下の方法で相談や申し込みが可能です。
・オンライン相談(ビデオ通話):ビデオ通話を利用して対面で相談できます。
・注文・お問い合わせフォーム:フォームを通じて問い合わせや申し込みができます。
ドコモ法人契約の申し込みには、必要書類を正確に揃え、適切な窓口を利用することが大切です。各窓口の利用方法を理解し、効率的に手続きを進めましょう。
IoTBiz編集部
2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。 DXHUB株式会社 https://dxhub.co.jp/ 京都本社 〒600-8815 京都府京都市下京区中堂寺粟田町93番地KRP6号館2F 東京オフィス 〒151-0053 東京都渋谷区代々木1-25-5 BIZ SMART代々木 307号室
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