スマートアラームとは?特徴やメリット、おすすめアプリを紹介
スマートアラームとは?特徴やメリット、おすすめアプリを紹介
インターネットへの接続があらゆる物に広がることで、利便性が向上している状況の中で、注目を浴びているのが「スマートアラーム」です。「出社時間」や「友人との待ち合わせ時刻」など、遅刻が許されない状況が私たちの日常に組み込まれています。そうした状況で、「IoT」はいかにして「アラーム」を変えているのか、多くの人々が興味を抱いていることでしょう。この記事では、スマートアラームの基本概念から従来のアラームとの相違点、現在注目を集めているスマートアラームアプリの紹介などを含め、総合的に解説いたします。
目次
スマートアラームとは
スマートアラームとはスマートフォンに内蔵されているセンサーを活用して睡眠中の体の動きを観測して、睡眠状態を推測します。この技術を活用して、アラーム時刻の前に睡眠の浅い(覚醒した)と判定されたタイミングを検知してアラームを鳴らすのが「スマートアラーム」です。
スマートアラームの代表例として「Apple Watch」の「睡眠アプリ」が挙げられます。
大前提として睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があるのです。
ノンレム睡眠:眠りが深い状態。脳の休息・成長ホルモン分泌による体内組織修復・免疫機能向上がある。
レム睡眠:眠りが浅い状態。思考の整理・記憶の定着を行なっている。
1周期で約90分〜120分の間で「レム睡眠」「ノンレム睡眠」を交互に繰り返して、睡眠後半になるとレム睡眠が長くなります。
「Apple Watch」の「睡眠アプリ」では「レム睡眠・コア睡眠・深い睡眠」を計測して、過去14日間の睡眠傾向を確認することが可能です。
その他にも以下の設定ができます。
・睡眠目標(何時間の睡眠を取りたいか)
・希望する就寝時間と起床時間
・起床時に鳴らすアラームサウンド
睡眠時のデータを身につけた機器から取得することで、数値的根拠を活用しながら睡眠の質を改善することが可能です。
スマートアラーム以外の「スマート〇〇」について詳しく知りたい方は、こちらの特注ページをご覧ください。
『スマート〇〇一覧|IoTBiz|DXHUB株式会社』
スマートアラームの特徴
前述した通り、機器に導入されているセンサーが睡眠中の体の動きを観察します。
この体の動きから「睡眠の深さ」「覚醒しているかどうか」を推測して数値化を行うのです。
スマートフォンを利用したスマートアラームの場合、スマートフォンと体の間にある寝具(マットレスや敷布団)の性質次第で振動の伝わり具合が変わってきます。
アプリによってセンサー感度設定ができるため、自宅の睡眠環境に合わせた設定を行う必要があるのです。
その他、スマートアラームでは以下のことが分析可能です。
(1)心拍数
「Apple Watch」を代表とするスマートウォッチを活用することで、心拍数を感知可能です。
手首に緑色の光を照射することで、血中ヘモグロビンが反射する光色の変化を活用して、心拍数を測定します。
(2)呼吸・いびきの音
「睡眠時無呼吸症候群」とは、寝ている間に呼吸が数秒〜長い場合には数分に渡って止まる病気です。
さまざまな合併症を引き起こす上に、一人暮らしの場合には自身が「睡眠時無呼吸症候群」であるか認識できません。
睡眠分析を活用することで、専門機関での正確な診断と比較して精密さは欠けますが、目安となる状態を確認できます。
スマートアラームと従来のアラームの違い
従来のアラームは「決められた時間にサウンドを鳴らす」という機能に特化しており、「スヌーズ機能」で寝過ごさないようにするなど「アラームを利用する方の状態」にアプローチすることはできません。
スマートアラームの導入によって、利用者の状態をモニタリングしながら最適なタイミングでアラームを鳴らすことが可能となりました。
「Apple Watch」などのウェアラブル端末も普及しており、体の状態を常時チェックしながら自身の健康管理に役立てることもできます。
「会社での仕事」「子育て」など毎日休む時間が取れない現代人にとって、健康状態を計測してくれる機能の広がりは大きな進化と言えるでしょう。
おすすめのスマートアラームアプリ3選
質の高い睡眠を得ることにフォーカスした商品・アプリは今後多く登場していくことが予測されています。現在リリースされているアプリの中から、おすすめのスマートアラームアプリをピックアップして見ていきましょう。
熟睡アラーム-睡眠といびきを計測する目覚まし時計
「熟睡アラーム-睡眠といびきを計測する目覚まし時計」は質の高い睡眠を追求する以下の機能が提供されています。
(1)スマートアラーム
アプリが睡眠の浅い状態を感知した時にアラームを鳴らす。
(2)熟睡サウンド
就寝した際に、入眠に適した極上のヒーリングサウンドを再生する。
100種類以上のサウンドライブラリを有料サービスに登録することでダウンロード可能。
サウンドは自動で停止するように設定されています。
(3)睡眠の記録
アラームを止めただけで睡眠記録が完成します。
「睡眠時間」「睡眠効率」「覚醒時間と回数」「睡眠の質」「いびきの時間・音量」など詳細な記録が閲覧できます。
(4)レポート
アプリを使い続けることで、睡眠記録を多角的に分析したレポートを確認可能。
睡眠傾向が分かり、良い眠りを得るヒントが得られます。
(5)クラウドサービス
睡眠の記録を専用サーバーで預かり、記録をPCでチェックしたり、デバイスを変えた場合でも過去のデータを引き継ぐことが可能です。
Somnus
「Somnus/ソムナス」は睡眠の質を計測/改善できる無料の目覚ましアプリです。
具体的に以下のことが実現できます。
(1)睡眠の質を計測、傾向を分析
利用している「スマートフォン」「Apple Watch」で睡眠の質を計測することが可能です。
「寝つき」「深い睡眠」「中途覚醒」など、普段気づけない睡眠の質を分析することで、睡眠の悩みを発見できます。
(2)睡眠の質を改善するスケジューリング
計測した睡眠データを活用して、眠気が発生する時間帯、おすすめの就寝時間帯を知ることが可能です。「眠い時間帯」「朝起きた時」「寝る前」など、さまざまなシチュエーションに合わせた睡眠を改善する行動が分かります。
(3)眠りの浅い時間にアラーム
眠りの浅い時間にアラームすることで、朝すっきると目覚めることが可能です。
様々なシチュエーションに合わせた40以上のアラーム音から選択できます。
(4)睡眠の質を改善する方法が分かる
睡眠の悩みは人それぞれで改善方法も異なります。
計測した睡眠データをもとに、自分の悩みに合った睡眠を改善する方法を知ることが可能です。
Sleep Meister-睡眠サイクルアラームLite
アプリがレム睡眠を感知して、快適に起きられるタイミングを推測してアラームが鳴る機能を有しています。「睡眠時間」「中途覚醒」などをデータ化して、自分の眠りを客観的に評価できる他、「寝言」「いびき」を録音して、一人では気付きにくい事象も検知可能です。
まとめ
スマートアラームの概要から特徴、従来のアラームとの違いなどを含めて総合的に解説しました。
「IoT」を活用した「健康管理」は今後も発展していくジャンルです。
ウェアラブル端末を活用して毎日の体の変化に関するデータを集めていくことで、適切なタイミングで医者に掛かることもできるようになるでしょう。
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今回は「睡眠」に焦点を当てましたが、あらゆるものがインターネットに繋がることで利便性が高まっていく現代社会を知る上で、参考にして頂けると幸いです。
IoTBiz編集部
2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。 DXHUB株式会社 https://dxhub.co.jp/ 京都本社 〒600-8815 京都府京都市下京区中堂寺粟田町93番地KRP6号館2F 東京オフィス 〒151-0053 東京都渋谷区代々木1-25-5 BIZ SMART代々木 307号室
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