コンビニに防犯カメラを導入するメリットやおすすめの場所、選び方を解説
コンビニに防犯カメラを導入するメリットやおすすめの場所、選び方を解説
コンビニ経営者にとって、セキュリティ対策は最優先事項です。今回は、コンビニでよく発生する様々なトラブルに対抗し、安全な空間を提供するための防犯カメラ導入のメリットから、おすすめの設置場所、映像の保存期間、選び方まで一挙に解説します。
目次
コンビニでよく起きるトラブルと防犯カメラによる対策メリット
コンビニでよく発生する様々なトラブルに対処するためには、防犯カメラが有効な手段となります。主なトラブル事例に焦点を当て、防犯カメラがどのように役立つかを詳しく見ていきましょう。
・万引き
・強盗
・内引き
・クレーマー
・バイトテロ・客テロ
・詐欺
・暴力事件
・窃盗
万引き
万引きは商品が小さいために発生しやすく、特に高額な商品が狙われることもあります。組織的な犯罪組織が関与することもあり、店舗は防犯カメラやセキュリティタグ、警備員の配置などで対抗します。また、従業員へのトレーニングも大切です。防犯カメラは商品陳列エリアやレジ周辺を監視し、不審な動きをキャッチすることができます。発生時の映像は犯罪の証拠として利用され、犯人の特定や摘発に繋がります。
強盗
深夜や閉店前に行われることが多く、武器を使用したり従業員への暴行が伴うことがあります。店舗は防犯システムや非常通報装置の導入、トレーニングによる従業員の対応力向上が必要です。地域の警察との連携も重要です。防犯カメラは店舗内外を常に監視し、不審な行動や武装した者を早期に検知できます。強盗が発生した際の映像は、捜査や法執行機関にとって貴重な手がかりとなります。
内引き
従業員による内部不正行為は信頼損失となりかねません。これを防ぐためには、従業員の厳格な採用基準や教育、監視システムの導入が重要です。また、不正の摘発とその厳正な処分が必要です。防犯カメラはレジエリアを監視することで、従業員の動向を確認できます。不正行為が疑われた場合、映像は証拠となり、管理者が迅速に対処する材料となります。
クレーマー
クレーマーからの不当なクレームやトラブルに対処するためには、店舗スタッフへのトレーニングが欠かせません。また、防犯カメラ映像が事実確認に役立ち、紛争解決に寄与します。防犯カメラがクレーム発生時の状況を記録し、客観的な証拠を提供します。クレームの妥当性を検証し、必要に応じて適切な対応を行う際に役立ちます。
バイトテロ・客テロ
従業員への教育や行動規範の明確化が不可欠です。店内の監視体制の向上やセキュリティの強化も効果的です。バイトテロ・客テロに対して、監視カメラは店内全体を視認し、不適切な行動やトラブルを検知します。発生時の映像はSNSなどでの広がりを抑制し、事態を早期に収束させるのに寄与します。
詐欺
クレジットカードや電子マネーを不正に利用する詐欺行為に対抗するためには、セキュリティの強化や従業員のトレーニングが必要です。取引時の確認手続きも重要です。詐欺に対して、監視カメラが取引エリアを監視し、詐欺行為を防ぐ一助となります。不審な取引が検知された場合、映像は調査に利用されます。
暴力事件
暴行や威嚇が発生する際には、犯罪発生時の対応手順や非常通報装置の設置が重要です。また、地域との協力により犯罪抑止策を検討することが重要です。暴力事件に対して、監視カメラが店内外を監視し、暴力行為や威嚇が発生した場合、即座に対処する手段として活用されます。映像は法執行機関に提供され、捜査に有益な情報となります。
窃盗
顧客や従業員の財布や貴重品の盗難に対抗するためには、監視体制の向上やセキュリティ対策の徹底が必要です。注意喚起や防犯カメラの存在の周知も重要です。窃盗に対して、監視カメラは顧客エリアや販売棚を監視し、窃盗行為を防ぎます。発生時の映像は被害者の財産を保護し、犯人の特定に寄与します。
コンビニの防犯カメラにおすすめの設置場所
ここからは、コンビニの防犯カメラにおすすめの設置場所について紹介していきます。
・入り口
・レジ周り
・トイレの前・通路
・売り場
・駐車場
・バックヤード
入り口
コンビニの入り口には必ず防犯カメラを設置しましょう。エントランスの映像は犯罪やトラブルが発生した際の重要な証拠となります。犯罪の抑止効果もあり、監視されているという意識が犯罪行為を防ぐ一因となります。
レジ周り
レジ周りにも防犯カメラを配置することで、レジ違算のチェックやバイトテロ防止に寄与します。レジ周辺では金銭や商品のやりとりが行われるため、防犯カメラは不正行為の早期発見に役立ちます。
トイレの前・通路
トイレ前や通路は従業員の目が及びにくい箇所です。防犯カメラを設置することで、トイレ前の不正利用や通路でのトラブルを監視できます。これにより、犯罪や客テロの発生を未然に防ぐことが可能です。
売り場
万引きが発生しやすい売り場にも防犯カメラを設置しましょう。商品の盗難行為を撮影することで、有力な証拠となります。売り場が広い場合は、広角カメラを使用して死角をなくす工夫が必要です。
駐車場
コンビニの駐車場にも防犯カメラを備えましょう。犯罪行為が発生した場合、車のナンバープレートを記録することで犯人の特定が可能です。事故発生時にも状況確認ができ、セキュリティを向上させます。
バックヤード
バイトテロや不正行為の防止のためには、バックヤードにも防犯カメラを設けましょう。店舗内外の状況をモニタリングすることで、従業員による不正行為やセキュリティリスクを抑制します。不在時の店舗状況の確認にも役立ちます。
コンビニの防犯カメラ映像の保存期間
コンビニの防犯カメラは、映像の保存期間を柔軟に設定できます。しかしながら、絶対的な標準は存在せず、店舗によって異なる傾向があります。これは主にカメラの性能、設置地域、予算などの要因に影響されます。
また、各カメラの記憶容量の違いにより、保存期間も変動します。大容量の防犯カメラは2か月以上の映像データを保持可能ですが、容量が小さいものは1週間から1か月が一般的な相場とされています。
通常、コンビニの防犯カメラの保存期間の範囲は1週間から1か月程度です。ただし、店舗によっては設備やポリシーが異なるため、大容量のカメラを採用して2か月以上保存する場合も見受けられます。
コンビニ店舗以外の施設での防犯カメラ映像の保存期間について気になる方は、こちらの記事をご覧ください。
『防犯カメラ映像の保存期間の目安は?仕組みや保存期間を延ばす方法、注意点を解説』
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コンビニに設置する防犯カメラの選び方
コンビニにおいて効果的な防犯対策を実現するためには、適切な防犯カメラを選ぶことが不可欠です。最後は、コンビニに設置する防犯カメラの選び方について紹介していきます。
防犯カメラの種類
①バレット型カメラ(ガン型カメラ)
目立つ位置に設置すると、その存在感が犯罪の抑止効果を高めます。店舗入口や外周に配置し、映像の撮影範囲を広くしましょう。
②ボックス型カメラ
小型で取り付けやすく、屋内に最適です。従業員が安心して働けるバックヤードや商品保管エリアに配置すると良いでしょう。
③ドーム型カメラ
丸い形状が威圧感を軽減し、視線の方向が不透明になるため、売り場内やレジ周りなど、お客様に配慮が必要なエリアに配置します。
まず、バレット型カメラ(ガン型カメラ)は、店舗入口や外周に巧妙に配置することで、その派手な存在感が犯罪の抑止力を最大限に引き出します。広範囲な映像撮影により、外部からの不審者を早急に検知し、防犯の有効性を向上させます。
次に、ボックス型カメラはコンパクトで簡単に取り付けられるため、従業員が安心して業務に従事できるバックヤードや商品保管エリアに最適です。これにより、内部のセキュリティも確保し、不正行為や盗難のリスクを最小限に抑えます。
最後に、ドーム型カメラは威圧感を低減させつつ、売り場内やレジ周りなどお客様に配慮が必要なエリアに配置します。その円環状の形状は視線の方向を不透明にし、プライバシーの保護に寄与します。これにより、お客様への気配りとセキュリティの両方を確保します。
これらの異なる特長を兼ね備えたカメラを組み合わせることで、コンビニ全体を包括的に監視し、総合的なセキュリティ対策を展開できます。
必要な防犯カメラの台数
店舗の広さや構造に応じて、エリアごとに必要な台数を計算します。レジエリアや出入口、バックヤードなど、重要なエリアに重点的に配置することが効果的です。
必要な設置機器
・オンプレミス型防犯カメラ
自社のサーバーやソフトウェアを店舗内に設置し、映像の管理と運用を行います。データセンターや録画機、モニターが必要です。
・クラウド型防犯カメラ
クラウド上にデータを保存し、遠隔からの監視やデータ管理が可能です。店舗内にはカメラ本体のみを配置し、余分な機器を省略できます。
IoTBiz編集部
2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。
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