【2023年最新】おすすめのスマートロック9選!メリット・デメリットや選び方も紹介
【2023年最新】おすすめのスマートロック9選!メリット・デメリットや選び方も紹介
「スマートロック」とは、日常的に何気なく行っている自宅の鍵の開閉作業の利便性を向上させる製品として、広く普及しつつあります。現代では「IoT(モノのインターネット化)」の概念が日常生活に浸透しており、この流れの中でスマートロックが注目を集めています。この記事では、スマートロックの基本的な機能からそのメリット・デメリット、選び方について詳しく解説します。
目次
スマートロックとは
端的に言えば、スマートフォンなどの電子機器を活用して玄関ドアの施錠・解錠が可能になるシステムのことです。自宅の玄関錠に専用の機器を取り付けて、スマートフォンのアプリと連携させることで施錠管理ができるようになります。
ただ、賃貸物件でスマートロックを取り付ける場合には管理会社に確認するなど、物件に合わせた対応が必要です。
スマートロックのメリット
スマートロックを自宅に導入することでどのように生活が変化するのでしょうか?
得られるメリットについて紹介します。
外出先でも遠隔で鍵の開閉を管理
自宅を出発して数時間経った後に、自宅の鍵を閉めたかどうか不安になった経験はありませんか?
スマートロックを利用することで、どこにいてもスマートフォンのアプリから簡単に鍵の解錠・施錠状態を確認できます。鍵を開閉したタイミングもアプリ内に保管されるため、誰がドアを開けたのかもひと目で分かるところも利点です。
ドアに近づくだけで自動ロック解錠
ハンズフリー機能を持つスマートロックの場合、専用アプリをインストールしたスマートフォンがポケット・バックの中に入っているとドアに近づくだけで、自動で鍵を解錠できます。
鍵を取り出す手間がなくなるため、手が塞がっている時・急いでいる時にも便利です。
オートロック機能を利用して鍵の閉め忘れを防止
多くの場合、スマートロックの基本機能として「オートロック機能」が搭載されています。オートロック機能によって、ドアの開閉をセンサーが検知して、自動で施錠してくれるのです。鍵の閉め忘れを心配する必要がなくなり、外出までがスムーズになるでしょう。
スマートフォンで鍵をシェアできる
アプリを活用して簡単に合鍵を作成・シェアできる点も魅力です。
作成した合鍵はアプリから手軽に削除できるため、必要なくなった合鍵を悪用される心配はありません。
アプリによっては、使用できる時間・回数を制限した合鍵を作成できるため、一時的に合鍵を発行したい場合にも便利です。
鍵の紛失によるトラブルを排除できる
スマートロックを導入することで、鍵を持ち歩かずに外出できるため、鍵を紛失した場合のトラブルが発生しない点もメリットです。
鍵を紛失してしまうと、管理会社に問い合わせが必要になる等、解錠するまでに時間が掛かる他、鍵の再発行手数料として高額な出費が発生してしまいます。
また、紛失がきっかけで鍵を複製されるリスクが低減し、不法侵入等のトラブルも回避しやすくなるのです。
鍵に関連するトラブルを無くしたい場合には、スマートロックの導入を検討するべきでしょう。
スマートロックのデメリット
「セキュリティ強化」「遠隔操作」「利便性向上」など、得られる恩恵が多いスマートロックですが、利用に当たっては知っておきたいデメリットもあります。
導入コストが発生する
スマートロックを導入する場合には、1万円〜5万円の導入コストが発生します。
その他、ランニングコストとして、「電源を確保するための電気代」「電池の購入費」なども必要です。
ハッキングされる可能性がある
スマートフォンを活用した通信を利用して、鍵を開閉することから、ネットワーク上からハッキングされるセキュリティリスクを背負います。
しかし、近年のスマートロックで使われるセキュリティには、銀行などで使われる高度なセキュリティ技術が採用されています。
たとえハッキングなどで暗号が知られても毎回利用できる暗号を変えるシステムが利用されることもあり、安全性に定評があるのです。
締め出されるリスクがある
スマートロック本体の電池が切れた状態で、自宅にスマートフォンを置いたまま外出すると自宅に入れなくなるリスクがあります。
締め出しリスクを回避するためにも、従来の鍵と併用できるモデルを選び、電池残量をこまめにチェックするなどの対策を行いましょう。
システムの不具合で鍵が開けられない
原因不明のシステムエラーによって鍵が開けられないケースもあるでしょう。
頻繁に起こる事例ではありませんが、システム化する以上、避けられない問題でもあります。
不具合が解消されずに、自宅に入れない事例を防ぐために、今までの鍵も利用できるタイプのスマートロックを選定しましょう。
スマートロックの選び方
スマートロックのメリット・デメリットについて触れてきましたが、実際に自宅にスマートロックを導入する上でどのような観点で商品を選ぶべきかイメージが湧かない方も多いのではないでしょうか?
この項目ではスマートロックの選び方の基準を解説します。
自宅の玄関錠(サムターン)に対応していること
自宅の玄関錠(サムターン)の形状は確認するべきです。
スマートロックはそれぞれ玄関錠の対応表を用意しています。
基本的に大多数の玄関錠に対応しているものの、以下に該当する場合には、取付が難しいこともあるため、必ず自宅の玄関錠を確認しましょう。
スマートロック対応が難しいかも?
・サムターンのつまみの形が四角形・丸型など特殊
・つまみの回転角度が大きい
・スマートロックを設置する十分なスペースがない
・玄関錠とドア枠が近い
オートロック形式
オートロックの形式には、「開閉センサー」「ジャイロセンサー」「タイマー式」があります。
開閉センサー
・センサーでドアの開閉を感知してロック
・引き戸で利用可能
・センサーを別で取り付ける必要あり
・センサーが落下すると操作できなくなる
ジャイロセンサー
・内部にセンサーが付属
・ドアが閉まるとすぐに施錠される
・引き戸で使用できないタイプが多い
タイマー式
・施錠されるまでの時間を設定できる
・施錠されるまでに時間が掛かる点がデメリット
上記の特徴を理解した上で、自身のイメージに合った商品を選定することが求められます。
施錠・解錠方式
スマートロックの解錠・施錠方法は商品によって異なるため、利点・欠点を把握した上で商品を選びましょう。
具体的な解錠・施錠方法を解説します。
(1)ハンズフリー方式
・スマートフォンを取り出す手間を減らしたい方向け
・両手が塞がった状態でもスマートフォンを身につけれいれば開閉可能
・Bluetooth・GPSが作動しない環境ではハンズフリーが動作しない場合あり
(2)スマートフォン操作方式
・スマートフォンを利用して離れた場所からアプリで解錠・施錠可能
・解錠・施錠の記録が残るため、セキュリティ面でも安心
・スマートフォンを所持していないと利用できないデメリットあり
(3)マルチデバイス方式
・自宅に出入りする方の中にスマートフォンを所持していない方がいる家庭向け
・「リモコンキー」「カードキー」などで施錠・解錠可能
・あらゆるものが鍵になり、自宅にスマートフォンを忘れて締め出されることがなくなる
・「リモコンキー」を持ち出す煩わしさがある
(4)音声認識・タッチパネル方式
・音声/タッチパネルで操作可能であり、締め出されるリスクが抑えられる
・目の不自由な方でも利用できる
・機器の価格が他方式よりも高くなってしまう点がデメリット
上記のように、各タイプによってメリット・デメリットがそれぞれ存在するため、自身のライフスタイルに合った方式を選択しましょう。
おすすめのスマートロック9選
実際に商品を選ぶ上での基準について説明してきました。
最後に、近年多くの商品が発表されている中で、特におすすめのスマートロックをピックアップして解説します。
ジンドウ(GIMDOW)スマートロック
■特徴
・専用アプリをインストールしたスマートフォンで簡単に解錠可能
・「アクセス権を所有するユーザー管理」「出入りしたかを記録する」等の便利機能搭載
・他のスマートロックと比較してもお手頃価格で購入できる
リーズナブルな値段で購入できるスマートロックでありながらも、「合鍵作成・配布機能」も付属しており満足度は高いです。電池の残量はいつでもチェック可能であり、電池交換タイミングを逃しません。外出先から施錠・解錠も行えるため、基本機能をしっかり抑えたスマートロックを導入したい方にもおすすめです。
「ジンドウ(GIMDOW)スマートロック」を提供する合同会社NEOS Tradingの公式ページ
SwitchBot(スイッチボット)スマートロック w1601702
■特徴
・「Amazon Alexa」「Google Home」にも対応
・別売りのSwitchBotハブと併用して遠隔操作も実現
・取り付けは粘着テープで貼り付けるだけで簡単
「指紋」「パスワード」「カード」での解錠が可能であり、施錠忘れを防ぐオートロック機能も備わっています。
3つのサムターンアダプターが付属しており、多種多様な玄関ドアに対応できる点がメリット。
物理的な鍵でも開けられるため、スマートフォンバッテリーが切れてしまっても安心です。
バッテリー残量が不足するタイミングで通知されるため、電池切れを防止できる機能もあって嬉しい機能と言えるでしょう。
「SwitchBot(スイッチボット)スマートロック w1601702」のAmazon購入ページ
Qrio(キュリオ)キュリオロック
■特徴
・スマートフォンを取り出さなくてもドアに近づくだけで鍵の解錠ができる「ハンズフリー機能」を搭載
・鍵を施錠し忘れても自動的にロックを行う「オートロック機能」も完備
・ワンタッチで「オートロック機能」の開始・停止が可能
「ハンズフリー機能」「オートロック機能」搭載によって鍵の解錠・施錠のストレスを最大限まで減少させることが可能となりました。
専用アプリで簡単に合鍵を発行可能であり、「メール」「SMS」「LINE」などで家族・友人と共有できる点も強みです。合鍵で施錠・解錠した際には、操作履歴が通知されるため安心。別売りで「リモコンキー」「カードキー」にも対応しています。
「Qrio(キュリオ)キュリオロック」の公式ページ
CANDY HOUSE(キャンディハウス)セサミ4
■特徴
・誰でも簡単に設置できる貼付タイプを採用
・多種多様なサムターンに対応
・別売のWifiモジュールで、スマートスピーカーとも連携
独自の「SesameOS 2」を搭載しており、スマートフォンからロックを解除できるほか、「Apple Watch」による解錠も可能です。鍵を持ち歩く必要がなく、身軽に外出できます。
専用のスマートフォンアプリを利用すると、簡単に合鍵を作成可能。作成した合鍵はQRコードで素早くシェアできます。また、鍵の開閉管理をアプリに記録して、いつでもチェックできる機能も搭載されており、万が一のトラブルにもスムーズに対応可能です。
「CANDY HOUSE(キャンディハウス)セサミ4」の公式ページ
美和ロック(MIWA)電池式電動サムターンユニット PiACKⅢsmart
■特徴
・暗証番号/カード両方で解錠可能
・暗証番号/カードの2つを組み合わせた防犯性の高さも魅力
・ダミーの数字を消去してから暗証番号入力を行うフェイクピン機能搭載
2つの解錠方式を組み合わせて高い防犯性を実現したスマートロック。
オートロック機能は「解錠後に自動ロックされるモード」「カード/暗証番号で解錠した場合のみ自動ロックされるモード」から選べるため、自身のライフスタイルに合わせて選択できます。
電源は電池を採用しており、電池切れが発生した場合にはアラームで知らせる点も特徴です。
「美和ロック(MIWA)電池式電動サムターンユニット PiACKⅢsmart」の公式ページ
ロックイン(LockIn)G30 Smart Lock
■特徴
・工事不要で安定性に優れる
・本体をねじ止めする構造で落下しにくい
・Bluetooth/Wi-fiにも対応
スマートフォンでのロック解除以外にも、付属キーパットを利用した解錠にも対応しています。
付属ゲートウェイ機能によって、Wifiにも接続可能であるため、スマートフォンを利用してリモート解錠にも対応。鍵を差し込んでも解錠できることから、電池が切れた場合でも安心です。
「ロックイン(LockIn)G30 Smart Lock」の公式ページ
SAMSUNG SMARTデジタルドアクロック SHS-1321
■特徴
・リーズナブル価格のスマートロック
・無駄な機能を削ぎ落として必要な機能だけ利用したい方向け
・ドアを閉めると約10秒後に自動でロックされる「オートロック機能」搭載
タッチスクリーンを利用した暗証番号方式を採用しており、5桁〜12桁の暗証番号を設定できます。
高電圧電気衝撃にも耐えられる高い耐久性能も完備されている点も安心です。
タッチスクリーンを利用した施錠以外にも、付属のキータグに情報を登録することでワンタッチで解錠が可能。4つのキータグが付属しているため、「子ども」「高齢の両親」などに持たせることで簡易的に解錠・施錠を実現できます。
「SAMSUNG SMARTデジタルドアクロック SHS-1321」のAmazon購入ページ
株式会社ライナフ NinjaLock2
■特徴
・スマートフォンがなくてもキーパッドで解錠可能
・家族内での鍵の受け渡しが不要
・防水・防塵対応
NFCカードとキーパッドを組み合わせたスマートロックです。
有効期限のない暗証番号を最大50個まで登録可能であるため、スマートフォンを所有していない「子ども」「お年寄り」も解錠に苦労しません。
解錠手段は「スマートフォン」「NFCカード」「キーパッド」と多彩に用意されているため、スマートフォンを自宅に忘れた場合でも別手段で柔軟に開閉が可能です。
暗証番号を自動的に更新する機能も付属しており、第三者の悪用を防ぐこともできます。
「株式会社ライナフ NinjaLock2」の公式ページ
Manhaoya スマートロック M7W-JP
・「パスコード」「キー」「NFCカード」で解錠可能
・バッテリーが少ない場合にはお知らせアラームあり
・バッテリーは約1年間持つ
深夜時間帯に静かに解錠できる「ミュート機能」、無理やりこじ開けようとした際に鳴る「不正解錠警報」、パスワードを3回間違えると鳴る「不正侵入機能」、外側からの解錠を無効にできる「おやすみ強制ロック」などの機能を備えています。
友人が遊びに来る場合には、ワンタイムパスワードを発行することが可能。
セキュリティ面でも安心です。
「Manhaoya スマートロック M7W-JP」のAmazon購入ページ
まとめ
スマートロックを導入することで毎日行う鍵の解錠・施錠の煩わしさから解放されて、生活がより便利になります。多種多様な特徴を持つスマートロック商品が次々に登場している中で、「商品を選定する基準」を明確に持つことが、導入に失敗しないコツです。
メリット・デメリットを含めた全体像を理解した上で、導入を検討しましょう。
スマートロック以外にも、「IoT」の広がりによって生活に密接する多くの機器が「スマート化」しています。スマートロックをきっかけに、自宅にあるものをスマート化していくことで生活の利便性が向上するためおすすめです。
IoTBiz編集部
2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。 DXHUB株式会社 https://dxhub.co.jp/ 京都本社 〒600-8815 京都府京都市下京区中堂寺粟田町93番地KRP6号館2F 東京オフィス 〒151-0053 東京都渋谷区代々木1-25-5 BIZ SMART代々木 307号室
関連記事
ニュース
AI
IoT
DX
この記事では、株式会社キャリアサバイバルが提供を開始した、AIを活用した過去トラブル事例の管理サービス「KAKO虎」について紹介しています。
2024-11-20
2min
ニュース
IoT
この記事では、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社とウェルグループが共同して行った、介護老人保健施設の見守りカメラを活用した実証実験について紹介しています。
2024-11-20
2min
ニュース
DX
IoT
この記事では、株式会社Preferred Roboticsの自律搬送ロボット「カチャカ」と、三菱電機ビルソリューションズ株式会社のスマートシティ・ビルIoTプラットフォームが連携した、物流DXの実証実験について紹介しています。
2024-11-08
2min