医療DXを支えるRFIDソリューション、サトーが「スマートケアバンド」を提供開始
医療DXを支えるRFIDソリューション、サトーが「スマートケアバンド」を提供開始

株式会社サトーは、RFID搭載の医療用リストバンド「スマートケアバンド」を提供開始。読み取り精度の向上により患者識別の精度と業務効率を両立し、医療現場のDX推進に貢献します。
目次
株式会社サトー(本社:東京都港区)は、医療・製薬分野を専門とするグループ企業・サトーヘルスケア株式会社を通じて、医療用RFIDリストバンド「スマートケアバンド」の提供を2025年5月より開始しました。患者識別の精度向上と医療現場の業務効率化を両立する本製品は、病院におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に貢献します。
RFID活用による非接触識別と運用性の強化
今回提供される「スマートケアバンド」は、UHF帯RFIDを内蔵したリストバンドで、医療従事者が非接触で患者情報を即時に読み取ることを可能にします。従来モデルと比較して読み取り精度が大幅に向上しており、布団越しの読み取りといった実務上の課題にも対応しています。サイズバリエーションは大人から小児まで幅広く、1施設で一括導入できるパッケージ構成も提供されており、運用面でのスケーラビリティにも配慮されています。

安全性・快適性と医療現場の実用性を両立
素材面では、アレルギーリスクを排除するラテックスフリーを採用。エンボス加工による通気性の確保と肌への優しさにも配慮されています。加えて、抗菌仕様および水・アルコール耐性を備え、患者が装着したまま入浴や洗顔を行うことも可能です。こうした設計により、医療現場で求められる「安全性」「衛生性」「継続装着性」を高い次元で両立しています。

医療DXを後押しする導入効果
「スマートケアバンド」は、患者の取り違え防止をはじめとした三点認証(患者・投薬・処置)の徹底を支援し、医療事故リスクの軽減と業務フローの自動化を実現します。病棟単位でのスモールスタートも可能なことから、中小規模病院における段階的なDX推進にも適しています。
また、既存の電子カルテシステムや看護支援システムとの連携が想定されており、RFIDを介した医療データのリアルタイム管理によって、医療従事者の業務負荷軽減とトレーサビリティの強化にもつながります。
(参考)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000048.000006066.html

IoTBiz編集部
2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。
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