名刺発注業務への認識に温度差あり。株式会社オンデオマ「名刺作成における非効率とDX化の導入障壁」に関する調査を実施
名刺発注業務への認識に温度差あり。株式会社オンデオマ「名刺作成における非効率とDX化の導入障壁」に関する調査を実施

この記事では、株式会社オンデオマが実施した、「名刺作成における非効率とDX化の導入障壁」に関する調査について紹介しています。
目次

株式会社オンデオマが、名刺発注業務をDX化していない企業の①人事総務などの担当者と②経営者のそれぞれを対象に、「名刺作成における非効率とDX化の導入障壁」に関する調査を実施しました。
調査の背景
名刺発注業務はDX化が有効な分野です。イベント対応や人事異動など、名刺が急ぎで必要な場面は多く、その度に発注手続きや修正作業に追われ時間を浪費してしまいます。名刺発注業務のDX化が進められたならば、これら作業への時間を大幅に削減でき、安定かつ効率的な業務が見込められます。
しかし、名刺発注業務のDX化はあまり進んでいない様です。これに対し株式会社オンデオマは、現場と経営者の温度感の差に問題があるのではないかという仮説を元に調査を実施しました。
「名刺作成における非効率とDX化の導入障壁」に関する調査の概要
【調査期間】2025年7月10日(木)~2025年7月11日(金)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,040人(①511人/②529人)
【調査対象】調査回答時に名刺発注業務をDX化していない企業の①人事総務などの担当者と②経営者と回答したモニター
【調査元】株式会社オンデオマ(https://www.houjin-meishi.com/)
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ
人事総務などの担当者に向けた調査
人事総務などの担当者に向けた調査は大きく分けて、名刺発注業務について、名刺発注業務の繁忙期について、名刺発注業務への負担についての3項目あります。
名刺発注業務について

「名刺発注業務中に発生したミスはどの様な内容が多いか」という調査に対し、
「役職・氏名以外の誤字・脱字があった」62.8%
「役職・氏名などの間違い」56.8%
「校正反映前の情報で印刷を進めた」43.8%
「デザインやレイアウトのズレ」53.0%
「必要な日までに納品が間に合わなかった」50.9%
この様な結果となっています。全ての項目が4割を超えており、役職・氏名以外の誤字・脱字に関しては6割を超える担当者が経験ありだということが分かります。

また、「名刺発注業務内で時間がかかる行程はどれか」という調査では、
「校正の確認や修正作業」47.0%、「名刺情報の入力」43.3%、「上司の承認や確認」41.3%、これらの順に多数回答され、確認作業や入力作業の遅れを訴える結果となっています。
そして「対応しきれない名刺発注業務の頻度」の調査では、「頻繁にある」との回答が21.3%、「たまにある」との回答が52.6%という結果となり、担当者の7割程が高頻度で急務に振り回されていることが分かります。
3種の調査結果から、名刺発注業務はミスの起こりやすく、ミスの確認や修正にも時間がかかり、突発的な業務には対応が難しいことが見て取れます。
h3名刺発注業務の繁忙期について

「1年間で名刺が大量に必要な時期」の調査では、
「新卒入社時(4月前後)」41.9%
「年度末・年度はじめ(3月・4月)」45.6%
「中間期(9月・10月)」33.5%
「展示会・イベントの開催前」28.0%
「年末年始前後」11.6%
と、4月付近の年度更新や新卒入社が重なるタイミングが多いという結果となっています。これにより、人事異動や新卒社員に対する名刺発注業務が頻繁に行われていることがうかがえます。
「繁忙期の名刺発注業務内で発生したトラブル」という調査では、、「校正の遅延」31.1%、「必要な日までに納品が間に合わなかった」28.0%、「発注漏れ」27.4%、これらが多数回答される結果となっており、確認作業に迅速さや正確さが求められていることが分かります。
名刺発注業務への負担について

「名刺発注業務に対する負担の程度」の調査では、「非常に負担だと感じている」との回答が24.5%、「やや負担だと感じている」との回答が55.0%となり、8割近くの担当者が負担を感じている結果となっています。
担当者に向けた調査全体の結果から、名刺発注業務は必要なタスクかつ、ミスやトラブルが頻発するために負担が大きいタスクでもあることが見て取れます。
経営者に向けた調査
経営者に向けた調査は大きく分けて、DX化の必要性について、DX化に求める条件についての2項目あります。
DX化の必要性について

「名刺発注業務の課題や負担に対して、現場側から報告があったか」という調査では、「あまり報告を受けていない」との回答が21.2%、「全く報告を受けていない」との回答が63.7%と、8割以上の経営者が報告を受けていないと回答しています。名刺発注業務の担当者の負担に比べて全く報告が上がっていない理由として、名刺発注業務の重要性に対し、経営者担当者共に軽度のタスクだと認識されていることが挙げられます。
また、「名刺発注業務のDX化は必要か」という調査では、「とても必要だと思う」との回答が5.1%、「やや必要だと思う」との回答が19.5%と、必要だと考えている経営者が3割を切る結果となっています。これは、負担に関する報告が上がらず、現状で十分だと認識されているからこその結果だと考えられます。
担当者に向けた調査を含む、これらの結果から、現場と経営者の間に温度感の差が生まれていることが見て取れます。
DX化に求める条件について

「名刺発注業務のDX化を行わない理由」という調査では、『コストがかかりそう(34.0%)』『現状の業務フローで不便を感じていない(25.5%)』『手間と時間がかかりそう(22.7%)』の順に多数回答されています。問題視されている箇所が、コスト面や手間に対するものが多く、DX化への短期的な損失を懸念する結果となっています。
「DXツールに求める条件」の調査では、『操作が簡単で直感的にできる(34.6%)』『ミス防止機能がある(33.1%)』『承認フローがスムーズ(28.5%)』の順に多数回答されています。操作の容易さ、ミスや承認の遅延など人的要因のエラーが対策されたシステムを求める結果となっています。
経営者に向けた調査全体の結果から、名刺発注業務はDX化せずとも現状維持で十分なタスクと把握されており、DX化するならば人的要因でエラーが起きない様な対策が望ましい、という認識が見て取れます。
名刺発注業務のDXツール「印刷部ドットネット」

本記事で紹介した調査を実施した、株式会社オンデオマが運営する「印刷部ドットネット」。調査で明らかとなった問題点を解決するには打って付けのDXツールです。
「印刷部ドットネット」の特徴は以下の通りです。
・名刺発注業務を任せられる充実したシステム
利用している名刺のデザインパターンの確認・集約を行い、「印刷部ドットネット」側がシステムへ登録、構築完了後はすぐに名刺を発注できます。
発注後の名刺の進歩状況や発注履歴の確認、請求書・納品書の管理も全てWeb上で完結するため名刺業務に割かれる時間、工数の問題の大幅な改善が見込めます。
なお、名刺以外にも封筒を始めとした各種印刷物も同時に注文が可能です。
・発注から納品まで最短1日で完了
プレビュー機能により名刺の内容もその場で確認ができ、通常は必要な印刷会社との校正の確認や修正の時間が大幅に削減できます。
・発注までの操作が簡単
公式サイトにログインし、名刺の仕様を確認、名刺の情報を入力し仕上がりを確認(申請・注文)するだけです。
印刷部ドットネットへのお問い合わせはこちらから
(参考)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000063354.html

IoTBiz編集部
2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。
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