NTTは次世代の光通信「IOWN(アイオン)」を発表。3月16日から法人サービス開始
NTTは次世代の光通信「IOWN(アイオン)」を発表。3月16日から法人サービス開始
NTTは、2023年3月2日に次世代の光通信「IOWN(アイオン)」を発表しました。このニュース記事では、「IOWN(アイオン)」や「IOWN構想」について紹介します。
目次
NTTは、2023年3月2日の公式記者発表で、「低遅延」「省電力」を売りにした次世代通信技術「IOWN1.0」の発表を行いました。同年3月16日より本格的に法人向けのサービスが提供開始になる予定です。
NTTの川添雄彦副社長は、「光のサービス・研究開発を、次なるステージに進めたい。“低遅延化”をまずは打ち出していく」と述べています。
また、サービス開始前の実証実験では、500キロ以上離れた東京と大阪などの会場をつなぐリモートコンサートを実施しました。
従来のインターネット通信では、ケーブルを流れる情報が光通信で送られても、通信を受け取る中継機で電気にし、もう一度、光に変更してケーブルで光通信を行なっていましたが、このIOWNでは、この中継機も電気に変換することなく光のみで通信することが可能になります。
これまでは、この中継機で行なっていた光を電気に変換することで、遅延や電力消費が起きていましたが、これからは、この遅延や電力消費を削減できるため、これまで以上に「低遅延」「省電力」を実現できるようになります。
(参考)【報ステ】日本の技術で世界をリード“低遅延”“省電力”次世代の通信技術『IOWN』(2023年3月2日)|YouTube
IOWN(アイオン)構想とは
IOWN(アイオン:Innovative Optical and Wireless Network)構想とは、あらゆる情報を基に個と全体との最適化を図り、多様性を受容できる豊かな社会を創るため、光を中心とした革新的技術を活用し、これまでのインフラの限界を超えた高速大容量通信ならびに膨大な計算リソース等を提供可能な、端末を含むネットワーク・情報処理基盤の構想です。2024年の仕様確定、2030年の実現をめざして、研究開発を始めています。
IOWNは、3つの主要技術分野から構成されています。
オールフォトニクス・ネットワーク(APN: All-Photonics Network)
<情報処理基盤のポテンシャルの大幅な向上>
デジタルツインコンピューティング(DTC: Digital Twin Computing)
<サービス、アプリケーションの新しい世界>
コグニティブ・ファウンデーション(CF: Cognitive Foundation®)
<すべてのICTリソースの最適な調和>
(参考)IOWN構想とは? その社会的背景と目的|NTT R&D Website
IoTBiz編集部
2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。
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