【Agrihub】農業データの統合管理が可能に!農機OpenAPIを活用した商業連携を実現
【Agrihub】農業データの統合管理が可能に!農機OpenAPIを活用した商業連携を実現
この記事では、株式会社Agrihubと井関農機株式会社が、業界初となる農機OpenAPI仕様を商業利用したデータ連携について紹介しています。
2024年11月13日、株式会社Agrihubと井関農機株式会社は、業界初の農機OpenAPI仕様を商業利用したデータ連携を開始しました。この取り組みは、農業データの活用を容易にし、日本の農業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)をさらに進展させる重要な一歩となります。
■農機OpenAPIとは
農機OpenAPIは、異なるメーカーの農業機械やソフトウェア間でのデータ連携を標準化するAPI仕様です。これは国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)が中心となり設立した「農機API共通化コンソーシアム」によって策定されました。農林水産省の「オープンAPI整備ガイドライン」に基づき開発され、メーカー間のデータ共有を安全かつ効率的に実現します。
農機OpenAPIの普及により、農業者は複数メーカーの機器データを一元管理できるようになり、作業効率の向上が期待されています。
■連携の成果
今回の連携では、井関農機株式会社が提供する機械管理ソフト「AGRISUPPORT」と、株式会社Agrihubの栽培管理アプリ「AGRIHUB」の間でデータの連携が実現しました。これにより、農業機械の位置情報や稼働状況、燃料消費量などが自動的に「AGRIHUB」に反映されるようになりました。
これまで手入力で作成していた作業記録が自動化され、作業負担が大幅に軽減されます。また、作業効率の可視化により、次回の作業計画の最適化も可能です。これにより、農機情報と農業日誌が統合され、農業者は効率的にデータを活用できるようになります。
■各社の役割
<株式会社Agrihub>
農業者向けアプリ「AGRIHUB」や営農管理システム「AGRIHUBクラウド」を開発・運営。今回の連携で、農機情報を取得・活用する新機能を開発しました。
(参考)Agrihub
<井関農機株式会社>
スマート農機と「AGRISUPPORT」を提供し、IoT技術を活用した生産性向上を支援。自社データを農機OpenAPI経由で「AGRIHUB」と連携させる取り組みに注力しています。
(参考)ISEKI アグリサポート(トラクタ・田植機・コンバイン) | スマート農機 | 商品情報 | 井関農機株式会社
<農研機構>
農業データ利用基盤を整備し、農機OpenAPIの標準仕様を策定。今回の商業利用は、この取り組みの成果を反映したものです。
(参考)農研機構
■今後の展望
この連携は、農業データの活用をさらに推進し、日本の農業DXに向けた重要なステップとなります。関係各社は、スマート農業の普及、効率化、そして持続可能な農業の実現に向けた取り組みを継続していきます。今後、多くの企業が農機OpenAPIを活用することで、日本の農業のデジタル化が一層進むことが期待されています。
(参考)株式会社Agrihubと井関農機株式会社が、農機OpenAPIの初の商業利用を実現
IoTBiz編集部
2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。
関連記事
DX
ニュース
IoT
この記事では、シンクレイヤ株式会社と株式会社エヌ・シィ・ティが行う国内初の『50G-PON』の実証実験について紹介しています。
2025-01-15
1min
ニュース
AI
DX
この記事では、株式会社Robot Consultingが提供する資金繰り改善サービス「請求ロボ」について紹介しています。
2024-12-27
1min
ニュース
おすすめ
SIM
DXHUB株式会社(本社:京都府京都市下京区中堂寺 代表取締役社長 : 澤田賢二 以下「DXHUB」)は、株式会社トウヨウ貿易(代表取締役:岸澤可乃、本社:大阪市西区、以下「トウヨウ貿易」)の外国籍の方の生活を快適にする新サービス「At SIM Powered by DXHUB」のサービスを開始いたしました。
2024-12-24
2min