【日本精工】状態監視ソリューションを拡充し提供開始
【日本精工】状態監視ソリューションを拡充し提供開始
この記事では、日本精工株式会社が提供する、状態監視ソリューションの拡充したサービスについて紹介しています。
日本精工株式会社(以下、NSK)は、AI技術と設備診断エキスパートの知見を活用した「状態監視ソリューション」を強化し、2024年10月9日より提供を開始しました。
■状態監視の必要性と業界の期待
製造業やインフラ業界では、生産効率と品質の向上に加え、持続可能な経営(ESG)やトレーサビリティの確保が求められています。IoTやDXの普及に伴い、NSKの軸受が使用される鉄鋼、製紙、自動車などの一般産業機械でも、状態監視システムの導入が加速しています。
■NSKのこれまでの取り組みと新しいサービスの内容
NSKは、グループ会社であるBrüel & Kjær Vibro(B&K Vibro)が重要インフラ向けに培ってきた高度な診断技術と、設備診断エキスパートの豊富な実績をもとにリモートモニタリングサービスを提供しています。2024年1月には、一般産業機械向けに、ワイヤレス状態監視システムとクラウドサービスを組み合わせたソリューションの提供を開始しました。
さらに2024年10月から、従来の有線型の状態監視装置「VCM-3」にクラウド連携機能を追加し、より高度な監視が可能になりました。2025年には、複雑な加工プロセスに対応する「トリガー機能」を実装予定で、これにより工作機械などの監視が強化されます。
(参考)状態監視ソリューション | 日本精工 (NSK)
■PLMとカーボンニュートラルへの貢献
NSKはカーボンニュートラル実現に向け、設備メンテナンスや補修を含む製品ライフサイクル全体を管理する「PLM(製品ライフサイクル管理)」の確立を目指しています。この取り組みの一環として、状態監視ソリューションが重要な役割を果たしており、転がり軸受や技術サービスと連携することで新たな価値を提供していく方針です。
■日本精工株式会社について
1916年、日本で初めて軸受(ベアリング)を製造したNSKは、100年以上にわたり自動車部品や精密機器などを提供し、世界中で産業の発展を支えてきました。現在、約30か国に拠点を持ち、軸受の分野で世界第3位を誇っています。「MOTION & CONTROL™」を企業理念とし、安全で持続可能な社会の実現を目指しています。
(参考)日本精工株式会社(NSK) |軸受、自動車部品、精機製品などの製造販売
(参考)設備診断エキスパートが支援する状態監視ソリューションの拡充 | 日本精工株式会社のプレスリリース
IoTBiz編集部
2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。
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