Wi-Fi中継機は効果がない?その理由と効果を最大化する方法を徹底解説
Wi-Fi中継機は効果がない?その理由と効果を最大化する方法を徹底解説

Wi-Fi中継機は、家庭やオフィスのネットワーク環境を改善し、快適なインターネット接続を実現するための便利なデバイスとして知られています。しかし、「Wi-Fi中継機を導入したものの、思ったような効果が得られなかった」という声を耳にすることも少なくありません。 本記事では、Wi-Fi中継機が「効果がない」と言われる理由を詳しく解説するとともに、効果を最大化するための具体的な方法を紹介します。ぜひ参考にしてください。
目次
Wi-Fi中継機とは
Wi-Fi中継機とは、既存のWi-Fi信号を受信して増幅し、電波の届く範囲を拡張するためのデバイスです。家庭やオフィスでWi-Fiの電波が届きにくい場所がある場合に、中継機を設置することで通信エリアを広げることができます。
Wi-Fi中継機の役割と基本的な機能
Wi-Fi中継機は、Wi-Fiの電波を強化し、通信の不安定性や速度低下などを解消するための装置です。主な役割と機能は以下のとおりです。
・電波の中継
Wi-Fi中継機は、Wi-Fiルーター(親機)からの電波を受信し、それを再度送信して通信エリアを拡張します。親機だけではカバーできなかった範囲にも電波を届けることができます。
・通信範囲の拡張
電波が届きにくい場所や通信が弱いエリアにおいて、電波の届く範囲を広げます。これにより、利用者はより広範囲で安定したWi-Fi接続を利用できるようになります。
・信号の増幅
中継機は受信した電波を増幅して再送信するため、電波の強度が向上し、通信品質の改善が期待できます。
Wi-Fi中継機の仕組み
Wi-Fi中継機の基本的な仕組みは以下のとおりです。
まず、中継機はWi-Fiルーター(親機)からの電波を受信します。次に、受信した電波を増幅して再送信することで、電波の届く範囲を拡張します。これにより、親機だけではカバーできなかったエリアでもWi-Fi接続が可能になります。
ただし、中継機はあくまで電波を「中継」するだけであり、インターネット回線自体の速度を向上させるわけではありません。元の回線速度やルーターの性能に依存する点は理解しておく必要があります。
Wi-Fi中継機は効果がないと言われる5つの理由
Wi-Fi中継機が「効果がない」と感じられる背景には、いくつかの要因があります。ここでは、主な5つの理由を詳しく解説します。
設置場所が適切でない
Wi-Fi中継機の効果を左右する最も重要な要素が設置場所です。親機から離れすぎた場所に設置すると、中継機が受信する電波自体が弱くなり、その弱い電波を再送信することになるため、期待した効果が得られません。
最適な設置場所は、親機と電波を届けたい場所の「中間地点」です。親機からの電波を十分な強度で受信でき、かつ目的のエリアまで電波を届けられる位置を見つけることが重要です。
親機と中継機でネットワークが分かれてしまう
多くのWi-Fi中継機では、親機と中継機で異なるネットワーク(SSID)が作成されます。この場合、部屋を移動するたびに手動でネットワークを切り替える必要があり、利用者にとって煩わしい作業となります。
例えば、リビングでは親機のネットワークに接続し、寝室に移動したら中継機のネットワークに手動で切り替えなければならないケースがあります。この手間が「効果がない」と感じられる原因の一つとなっています。
電波状況が根本的に改善されない
Wi-Fi中継機を導入しても、通信速度や接続の安定性が向上しないケースがあります。これは、中継機の設置場所や周囲の環境によって効果が限定されることが原因です。
特に、シングルバンドやデュアルバンド切替式の中継機では、親機と子機間の通信で帯域を共有するため、通信速度が半減してしまうことがあります。これでは導入前と比べて体感できる改善効果は限定的になってしまいます。
中継機のスペック不足や不具合
安価なモデルや古いモデルの中継機を使用している場合、その性能自体が原因で効果が得られないことがあります。特に、親機のWi-Fi規格と中継機の規格が異なると、通信速度に大きな影響が出ます。
例えば、親機がWi-Fi 6対応であっても、中継機がWi-Fi 5までしか対応していない場合、中継機経由の通信はWi-Fi 5の速度が上限となります。親機の高性能を活かしきれず、期待した効果が得られない結果となってしまいます。
建物の構造や障害物による影響
Wi-Fiの電波は、壁や床、家具などの障害物を通過する際に弱まる性質があります。特に以下のような素材は電波を遮断しやすく、中継機の効果を低下させる原因となります。
- 鉄筋コンクリートの壁
- 金属製の家具や家電
- 水槽やガラス
- 電子レンジなどの電波干渉を起こす機器
このような環境では、中継機を設置しても電波が十分に届かず、効果を実感しにくくなります。
Wi-Fi中継機の効果を最大化する7つの方法
Wi-Fi中継機の効果を最大限に引き出すためには、適切な機種選びと設置が重要です。ここでは、効果を最大化するための7つの方法を紹介します。
最新のWi-Fi規格に対応した機種を選ぶ
Wi-Fi中継機の速度は、親機のルーターの通信速度を上回ることができません。そのため、中継機を選ぶ際には、最新の通信規格である「Wi-Fi 6」や「Wi-Fi 6E」に対応したものを選ぶと効果的です。
Wi-Fi 6対応の中継機は、従来の規格と比較して高速通信が可能で、複数端末の同時接続時も安定した通信を維持できます。将来的な機器の更新を見据えて、新しい規格に対応した機種を選ぶことをおすすめします。
デュアルバンド同時接続に対応した機種を選ぶ
デュアルバンド同時接続に対応した中継機を選ぶことで、2.4GHz帯と5GHz帯の2つの周波数帯を同時に利用できます。これにより、通信速度の低下を抑えながら電波を中継することが可能です。
シングルバンドやデュアルバンド切替式の中継機では、一度に一つの周波数帯しか使えないため、通信速度が半減してしまうことがあります。同時接続対応モデルを選ぶことで、この問題を回避できます。
ビームフォーミング機能を活用する
ビームフォーミングは、接続されているデバイスの位置を特定し、そのデバイスに向けて電波を集中的に送信する技術です。この機能を搭載した中継機を使用することで、離れた場所でも通信が安定しやすくなります。
従来の全方向に電波を放出する方式と比較して、電波の利用効率が向上し、障害物による影響も軽減されます。
MU-MIMO機能を有効にする
MU-MIMO(マルチユーザーマイモ)は、複数の機器と同時に通信を行える技術です。この機能が搭載された中継機では、スマートフォン、パソコン、タブレットなど複数のデバイスを同時に接続しても、通信速度が低下しにくくなります。
家族で同時にインターネットを利用する場合や、IoT機器を多数接続している環境では、MU-MIMO対応の中継機が特に効果を発揮します。
有線接続を併用する
一部のWi-Fi中継機には有線LANポートが搭載されています。デスクトップパソコンやゲーム機など、安定した通信が必要なデバイスは、中継機の有線LANポートを使って接続することで、無線よりも安定した高速通信を実現できます。
特に、大容量のデータ転送やオンラインゲームのプレイ時には、有線接続の利用がおすすめです。
設置場所を最適化する
中継機の設置場所は、効果を左右する最も重要な要素です。以下のポイントを押さえて、最適な設置場所を見つけましょう。
- 親機と電波を届けたい場所の中間地点に設置する
- 壁や大きな家具などの障害物を避ける
- 電子レンジなど電波干渉を起こす機器から離す
- 床から1〜2メートルの高さに設置する
- 2階建て以上の場合は階段付近に設置する
中継機によっては、本体のランプやスマホアプリで電波強度を確認できるものもあります。これらの機能を活用して、最適な設置場所を探しましょう。
メッシュWi-Fiへの切り替えを検討する
Wi-Fi中継機で思うような効果が得られない場合は、メッシュWi-Fiシステムへの切り替えを検討することも有効な選択肢です。
メッシュWi-Fiは、親機となるルーターと複数のサテライトルーターが連携して、網目状のネットワークを構築する技術です。従来の中継機と異なり、以下のような特徴があります。
- 家中で一つのSSID(ネットワーク名)を使用でき、自動で最適な接続先に切り替わる
- 各ルーターが対等に機能するため、通信の負荷が分散される
- 通信の安定性が高く、速度低下が起きにくい
ただし、メッシュWi-Fiシステムは中継機よりも初期費用が高くなる傾向があります。費用対効果を考慮した上で、導入を検討してください。
メッシュWi-Fiについて知りたい方は下記の記事をご覧ください。
メッシュWi-Fiとは?仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく簡単に解説
Wi-Fi中継機を導入するメリット
効果がないと言われることもあるWi-Fi中継機ですが、適切に導入すれば多くのメリットを得られます。ここでは、Wi-Fi中継機を導入する主なメリットを紹介します。
電波の届く範囲が拡大する
Wi-Fi中継機の最大のメリットは、電波の届く範囲を拡大できることです。親機だけでは電波が届かなかった部屋や階でも、中継機を設置することでWi-Fi接続が可能になります。
これにより、家やオフィス全体で一貫して良好なインターネット接続を実現でき、場所を選ばずにスマートフォンやパソコン、IoT機器などを利用できるようになります。
導入コストが抑えられる
Wi-Fi中継機は比較的安価に購入でき、新しいLANケーブルの配線工事も不要なため、導入コストを低く抑えられます。メッシュWi-Fiシステムと比較しても初期費用が抑えられるため、手軽にWi-Fi環境を改善したい場合に適しています。
設置が簡単で手軽に導入できる
多くのWi-Fi中継機は、電源コンセントに差し込むだけで使用を開始できます。また、専用アプリやWPSボタンを使った簡単な設定で親機と接続できるため、ネットワークの専門知識がなくても導入が可能です。
既存のルーターをそのまま使える
Wi-Fi中継機は多くの場合、メーカーを問わず既存のWi-Fiルーターと互換性があります。そのため、現在使用しているルーターを買い替えることなく、中継機を追加するだけでWi-Fi環境を改善できます。
簡単にWi-Fi環境を構築できる。ホームルーターとは
Wi-Fi中継機による改善に限界がある場合や、より安定した通信環境を求める場合は、ホームルーターの導入も検討に値します。ホームルーターは、モバイル回線を利用して自宅でWi-Fi環境を構築できるデバイスです。
ホームルーターのメリット
ホームルーターには、以下のようなメリットがあります。
- 工事不要で、コンセントに挿すだけで利用開始できる
- 5G対応モデルなら高速・大容量の通信が可能
- Wi-Fi 6対応で多数の機器を同時接続しても安定
- 中継機を追加購入する必要がなく、単体で広範囲をカバー
- 引越しの際も手続きが簡単
DXHUBが提供するSpeed Wi-Fi HOME 5G L13の仕様
DXHUB株式会社では、法人向けにWiMAX 5G対応のWi-Fi端末を提供しています。その中でもホームルータータイプの「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」がおすすめです。
【Speed Wi-Fi HOME 5G L13の主な仕様】
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| メーカー | ホームルーター(ZTE Corporation) |
| 対応ネットワーク | 5G(sub6/NR化) 4G LTE WiMAX 2+ |
| 最大通信速度 | 受信4.2Gbps/送信286Mbps |
| Wi-Fi規格 | 2.4GHz:IEEE802.11b/g/n/ax、5GHz:IEEE802.11a/n/ac/ax |
| 最大接続可能数 | Wi-Fi:32台、有線LAN:2台 |
| サイズ | 約W100 × H207 × D100mm |
| 重量 | 約635g |
5G対応で高速通信が可能であり、Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)にも対応しているため、複数のデバイスを同時に接続しても安定した通信が期待できます。
レンタルプランと購入プランの比較
DXHUBでは、利用形態に応じてレンタルプランと購入プランの2つの契約形態を用意しています。
【レンタルプラン(税別価格)】
| 項目 | 提示価格 | 発生タイミング | 備考 |
|---|---|---|---|
| レンタル月額 | 4,780円/月 | 毎月 | 初月日割・解約月日割なし、月末必着 N+1ヶ月〜利用、6ヶ月以内返却対応 |
| レンタル月額(長期間割引) | 4,280円/月 | 毎月 | 初月日割・解約月日割なし、月末必着 N+6ヶ月〜利用 |
| 事務手数料 | 3,000円/件 | 発生日 |
【購入プラン(税別価格)】
| 項目 | 提示価格 | 発生タイミング | 備考 |
|---|---|---|---|
| 回線月額(ギガ放題プラス) | 3,980円/月 | 毎月 | 初月日割・解約月日割なし、回線登録日より発生 |
| 事務手数料 | 3,000円/件 | 回線登録日 | 登録日に発生 |
| 端末代金 | 25,200円/件 | 初回 |
短期間の利用であればレンタルプラン、長期的な利用を予定している場合は購入プランがコスト面で有利になります。ビジネスの状況や利用期間に応じて、最適なプランを選択してください。
詳しい情報や契約については、以下のリンクよりお問い合わせください。
詳細・お問い合わせはこちら
まとめ
Wi-Fi中継機は、適切に導入すればWi-Fi環境を効果的に改善できる便利なデバイスです。しかし、設置場所が不適切だったり、機器のスペックが不足していたりすると、期待した効果が得られないことがあります。
Wi-Fi中継機の効果を最大化するためには、以下のポイントを押さえることが重要です。
- 最新のWi-Fi規格(Wi-Fi 6以上)に対応した機種を選ぶ
- デュアルバンド同時接続対応のモデルを選択する
- 親機と電波を届けたい場所の中間地点に設置する
- 障害物や電波干渉を起こす機器から離れた場所に設置する
それでも効果が得られない場合は、メッシュWi-Fiへの切り替えや、新しいホームルーターの導入も有効な選択肢となります。特に、5G対応のホームルーターであれば、工事不要で高速なWi-Fi環境を構築できるため、中継機では解決できなかった通信環境の問題を根本から改善できる可能性があります。
Wi-Fi環境の改善方法は一つではありません。自身の利用環境や目的に合わせて、最適な解決策を選択することが大切です。

IoTBiz編集部
2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。
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