【2023年最新】防犯監視におすすめのクラウドカメラ3選!
【2023年最新】防犯監視におすすめのクラウドカメラ3選!
「インターネットにあらゆるモノが繋がる」IoTの概念は、多種多様な場面で活用されて、生活の利便性を高める要因となっています。 防犯カメラにおいても、クラウドと連携することで利便性を高めた「クラウドカメラ」というサービスが生まれており、注目を集めているのです。 この記事では、「クラウドカメラ」の概要から利用用途、メリット・デメリットの他、おすすめのクラウドカメラサービスなどを総合的に解説します。 「クラウドカメラがどんなものかを知りたい」 「クラウドカメラの導入を検討しているものの、どの商品を選べば良いか分からない」 上記に該当する方は、ぜひご覧下さい。
目次
クラウドカメラとは
「クラウドカメラ」とは、インターネットなどのネットワークを経由して撮影した映像をクラウド上に保存するカメラのことです。
カメラの映像をクラウド上に記録・保存する際に用いられる録画方式を「クラウド録画」と呼び、記録された映像データは「スマートフォン」「PC」「タブレット」からいつでもリアルタイムで確認できます。
クラウド上にデータを保管するためHDDなどの記憶装置は不要のため、機器メンテナンスなどの手間がなくなり、機器の設置場所を確保する必要もなくなるのです。
クラウドカメラの利用用途
クラウドカメラの概要は理解したものの、実際にどのような場面で使われるのかイメージが湧かない方も多いのではないでしょうか?
この項目では、クラウドカメラの利用用途について見ていきましょう。
複数店舗の防犯・監視
従来のカメラでは、何か問題が発生した場合に、店舗まで足を運び、防犯カメラの映像をチェックする必要がありました。クラウドカメラサービスを利用することで、防犯カメラのある場所に赴く必要がなくなり、所持しているスマートフォン・PC・タブレットでチェック可能です。
移動時間のロスが少なくなるため、迅速に必要な対策を検討できる上、問題も最小限に抑えられます。その他にも「店員側の不正行為の防止」「適正な人員配置」「接客力向上の指導」にも役立てることが可能です。
工場の遠隔監視
具体的には、機器不具合を素早く察知して故障を防いだり、間違ったオペレーションに気づくことでトラブルを事前に食い止めるなどの対応が可能です。
敷地面積が広く作業員が多い場合、人員を投入して巡回監視することはコスト・効率の両面で大きな負担となります。あらゆる場所にカメラを設置して、最小限の人員で映像監視に切り替えることで、監視側の人件費削減と作業負担軽減にも貢献するのです。
従業員の接客品質向上
管理している店舗が複数ある場合には、クラウドカメラサービスを利用して、手本となる店舗の接客を他の店舗でも確認することが可能です。教科書で教える「接客マニュアル」よりも、映像を見る方が実践的な知識を習得できて、接客レベル向上に繋がりやすいでしょう。
ただし、防犯カメラの映像を利用する場合には、個人を特定しないような「プライバシーの配慮」が求められるのです。近年は、カメラ機能で映像の一部分をマスキングできる「プライバシーマスク機能」が搭載されているものもあるため、商品選びにも拘る必要があります。
映像のライブ配信
クラウドカメラサービスを活用することで、ライブ映像をモバイル端末などでいつでも確認可能です。ネットワークカメラを活用して職場見学・学校見学をライブ配信で行ったり、定点で設置して観光地の情報をライブ配信するなどの事例も増加しています。
クラウドカメラのメリット
前述した「クラウドカメラの利用用途」でも少し触れましたが、具体的にどのようなメリットがクラウドカメラにはあるのかを以下で解説します。
遠隔地から映像の確認が可能になる
クラウドカメラは、映像を確認するためにわざわざ現地に赴く必要がなく、インターネット経由でPC・タブレットなどを介して撮影映像の閲覧が可能です。
データ管理リスクが軽減される
一般的な防犯カメラの場合、映像を撮影する機器に故障が発生した場合に、撮影データもなくなってしまうことがほとんどです。クラウドカメラを利用すると、常にクラウドと接続してデータがクラウド上に保管されるため、カメラが物理的に破損した場合でもデータが残ります。
コストを抑えられる
一般的な防犯カメラの場合は、録画用機器の準備からメンテナンスなどに関わる費用が発生します。クラウドカメラの場合、データ保存に関連する部分を全てクラウドで管理するため、導入コスト・メンテナンス費用を抑えることが可能です。
クラウドカメラのデメリットや注意点
遠隔地から映像を確認できる上に、カメラが壊れてもデータが残るため多くのメリットがあるクラウドカメラですが、その反面、デメリットもあります。
以下で、クラウドカメラのデメリット・注意点で代表的なものをピックアップして見ていきましょう。
インターネット回線の影響を受ける
インターネット回線に接続して機能するカメラである以上、「通信状況」「回線速度」の影響を避けることはできません。具体的にはネットワークカメラのデータが送信される際に回線トラブルがあった場合には、映像が保管されない可能性が高いです。
接続が不安定になった場合は、SDカードへの保存に切り替える機能や、自動的に別の回線に切り替わる機能を搭載したサービスを選ぶことが求められます。
ランニングコストが発生する
クラウドサービスを利用すると月額料金が発生する点もデメリットです。
「データ容量」「カメラ設置台数」などで、料金が上乗せされる場合もあり、注意が必要となります。実際にサービスを契約する際には、「用途」「費用対効果」を確認した上で、最適なサービスを選択しましょう。
情報漏洩のリスク要因になる
クラウドカメラを利用する場合に、Wi-Fiのセキュリティ対策等を徹底しなければ、映像データが外部に流出する「情報漏洩」のリスクがあります。
流出した映像の内容によっては、会社の評判を落とすことでトラブルを招く可能性もあるため注意が必要です。
カメラを利用する通信環境のセキュリティ対策を徹底する他、クラウド録画サービスを選ぶ際には、セキュリティ対策が強固になされたものを選択しましょう。
クラウドカメラの選び方
撮影データをクラウド上に保管することで、自分が所有する端末からいつでも映像を確認できるメリットがあるクラウドカメラ。しかし、多くの企業がクラウドカメラサービスを開始しているため、どの会社のサービスを選べば良いか迷っている方も多いのではないでしょうか?
この項目では、クラウドカメラサービスを選ぶ上での基準を解説します。
画像解析精度と撮影範囲
結論からお伝えすると、「目的に合致したサービスを選定すること」が最も大切です。
具体的には、店舗・施設でクラウドカメラを利用する場合には、マーケティングに生かすために「顧客が最も利用する導線」を撮影できたり、クレーム対応に生かすために音声と映像をセットで撮影・録画して、保管できるタイプを選ぶ必要があります。
工場内に設置して広いエリアを1台でカバーしたい場合には、撮影範囲が360°指定できるものが良いでしょう。
用途に特化したカメラを選定することで、機材費用も最小限に抑えられるメリットがあります。
POSレジ連携/データ分析/配信機能
クラウドカメラには以下のような機能が付属しているモデルも登場しています。
・POSレジと連携することで予実管理できる機能
・顧客の導線をデータ化して売上に繋がるレイアウトを提案
・録画映像をリアルタイムでYouTube配信できる機能
業務効率改善・クレーム対応・混雑状況の配信などを実現できるため、目的にあった機能を備えたクラウドカメラサービスを導入しましょう。
課金スタイル
多くのクラウドカメラサービスは撮影機材費用+データ保存料金(月額制)という料金構成ですが、録画日数によって料金プランを選択できるサービスを利用すると、コストを最小限に抑えることも可能です。
サポート体制
「クラウド上にあるデータにアクセスできなくなった」「カメラが破損してしまった」などの万が一のトラブルをしっかりとサポートしてくれるクラウドカメラサービスを選ぶと、どのような事態に陥っても安心して利用できます。
防犯監視におすすめのクラウドカメラ
数あるクラウドカメラサービスの中から、自分に合ったサービスを選ぶ基準を解説してきました。
しかし、それでもサービスを選べない方に向けて、防犯監視におすすめのクラウドカメラサービスを具体的に紹介します。
クラウドカメラサービス | 株式会社オプテージ
特徴
・720p/30fpsの高品質カメラを利用可能
・インターネット回線/クラウドサービス/監視カメラまでワンストップで提供
・最新の暗号化を用いており、セキュアな環境を実現
株式会社オプテージが提供するパソコン・スマートフォンからいつでも映像を確認できるクラウド録画型カメラサービスです。
録画されたデータはクラウドに保管されるため、一般的なカメラで起きるデータ保管先に指定したハードディスク・SDカードの物理的破損でデータがなくなることはありません。
録画データの暗号化は勿論のこと、カメラから映像確認端末までの通信経路も暗号化されることで、高いセキュリティ環境を実現している点も強みです。
料金体系も初期費用(カメラ本体代金)+月額利用料(クラウド料金)で分かりやすいため、初めてクラウドカメラサービスを利用する方にもおすすめできます。
Eagle Eye Cloud VMS | 株式会社イグアス
特徴
・送受信時の録画データも暗号化する「Complete Privacy Encryption機能」を搭載
・各メーカーのIPカメラ/アナログカメラにも対応
・iOS、Androidで提供されている無料アプリ利用で、ライブ映像/録画データの視聴が可能
2012年に設立されたクラウド映像監視のトップ企業であるEagle Eye Network社によって提供されているソリューションです。
約50社、3,000種類のカメラに対応している他、IPカメラだけでなくアナログカメラもサポートしています。保存期間はプランによって1週間から180日までを選択できる他、1年から5年までの長期録画にも対応しているのです。
映像データは世界10箇所のデータセンターで管理されており、三重に冗長化されたシステムでお客様の大切な録画データを保護する堅牢なクラウドサーバーも高い評価を得ています。
クラウドカメラの使いやすさもさる事ながら、撮影データの情報漏洩などセキュリティ対策を徹底して行えるクラウドカメラサービスを探している方に「Eagle Eye Cloud VMS」はおすすめです。
クラウド型カメラとれ〜る | NTT西日本
特徴
・NTT西日本が機器選びから設置時のサポートまで実施
・豊富なラインナップからカメラ機種を選択可能
・トラブル発生時にはサポートセンターで柔軟に対応
NTT西日本が提供するクラウドカメラサービスであり、機器選びから設置時のサポートまで行ってくれるため設置までの間に煩わしい手順を踏むことがなくなります。
インターネット環境があればいつでもパソコン・スマートフォン・タブレットから確認可能であり、WEBブラウザのダッシュボード機能を利用すると、複数台のカメラ映像を同時表示することも可能です。
その他、日本語に対応したサポートセンターも用意されています。
「操作方法が分からない」
「レンタルしたカメラにトラブルが発生した」
「アプリの操作方法が分からない」
あらゆる疑問点をサポートセンターに問い合わせられる点が強みです。
まとめ
今回は、防犯監視を含めたあらゆる用途で活躍する「クラウドカメラ」の概要からメリット・デメリット、サービスの選び方からおすすめの「クラウドカメラ」サービスの紹介までを幅広く解説してきました。
クラウド環境にデータが保管されるため、どの場所からでもデータを確認できるメリットがあるものの、情報漏洩などのリスクもあるため強固なセキュリティ対策も求められます。
まずは「どのような用途でクラウドカメラを使いたいか」を明確にした上で、必要な機能を洗い出した後にサービスの選定を行いましょう。
IoTBiz編集部
2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。 DXHUB株式会社 https://dxhub.co.jp/ 京都本社 〒600-8815 京都府京都市下京区中堂寺粟田町93番地KRP6号館2F 東京オフィス 〒151-0053 東京都渋谷区代々木1-25-5 BIZ SMART代々木 307号室
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