TIS、JR東海の基幹系メインフレームオープン化を支援-「2025年の崖」問題に対応
TIS、JR東海の基幹系メインフレームオープン化を支援-「2025年の崖」問題に対応

この記事では、TIS株式会社の「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」を紹介しています。
目次
TIS株式会社(TISインテックグループ、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本安史)は、ジェイアール東海情報システム株式会社と協力し、東海旅客鉄道株式会社(JR東海)の基幹系メインフレームのオープン化プロジェクトを成功裏に完了しました。このプロジェクトでは、TIS独自の「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」を活用し、運輸収入や輸送統計などの主要業務システムを、安全かつ短期間でオープン環境へ移行しました。
プロジェクトの背景
JR東海では、2019年に事務システムの一部をメインフレームから分離した後も、メインフレームの効率化やシステム最適化が課題として残っていました。また、メインフレーム市場の縮小やCOBOL技術者の不足が業界全体の問題となっており、これを背景に2021年2月からメインフレームのオープン化プロジェクトが始まりました。メインフレーム上で稼働していたレガシー言語(COBOL)をJavaに変換することで、最新のシステム運用へと移行しました。
TISと「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」が選ばれた理由
TISの「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」が選定された理由には、具体的で信頼できる品質管理策や実績に基づいた提案がありました。さらに、TISのリライト技術は高い評価を受け、コスト面でも他社より優位性がありました。特に、メインフレーム特有の課題に柔軟に対応できる技術力が期待されました。
導入効果
- 運輸収入や輸送統計などの主要システムが安定的に運用継続
- COBOL技術者不足への対応、特に「2025年の崖」問題の解決
- システム運用コストの削減
- オープン化によるシステムの保守性向上
今後の展望
TISは今後もJR東海の経営強化に向け、最新技術を活用したサポートを続けていきます。また、今回のプロジェクトにより、TISの「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」は、国内のメインフレーム上位シェアを持つIBM、富士通、NECの3機種に対応した実績を持つことになりました。この経験を活かし、今後もモダナイゼーションが必要な企業のDX推進を支援します。
「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」について
TISの「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」は、独自のリライト技術を使用し、レガシー言語(COBOLやPL/Iなど)をJavaに変換し、システムをオープン環境へ移行させるサービスです。このサービスにより、技術的負債を解消し、短期間で確実なモダナイゼーションを実現しています。
詳しくはTIS公式サイトをご覧ください。
https://www.tis.jp/service_solution/xenlon/
(参考)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001637.000011650.html

IoTBiz編集部
2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。
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