FPNを実現するアプリ「VNETプラス」活用のためのIoT向け開発支援サービスが開始
FPNを実現するアプリ「VNETプラス」活用のためのIoT向け開発支援サービスが開始

この記事では、株式会社VNETテクノロジーの提供するフレキシブルプライベートネットワーク(FPN)を実現するアプリ「VNETプラス」について紹介しています。
株式会社VNETテクノロジー(所在地:神奈川県横浜市、代表取締役 渡邊晃、以下VNETテクノロジー)は、アプリ「VNETプラス」を活用したIoT(Internet of Things:モノのインターネット)向け開発支援サービスを2024年12月1日より開始されました。
FPNとVNETプラスとは
フレキシブルプライベートネットワーク(FPN)はLANとインターネットの区別がない独立した仮想ネットワークを実現するものです。ネットワーク上の端末同士をアプリケーションサーバーを介さずに通信できます。利用には末端の通信機器にVNETプラスをインストールする必要があります。
FPNの考え方とその実現技術は、「情報処理学会論文誌」に10件が採択されています。さらに3件の特許も認められており、信頼性を裏付けるものとなっています。
フレキシブルプライベートネットワークによるIoT向け開発支援サービス | VNETテクノロジー

これまでのネットワーク構成との比較
従来のネットワークではクラウド上に業務に応じたアプリケーションサーバ(APS)を設置し、アプリケーションを通じてIoT機器とPC間の通信をする必要がありました。
この従来の方式ではアプリケーションサーバの提供者がサービス提供者がクラウドの利用料金を節約し、グローバルアドレスの消費を抑えるために複数のユーザーと共有する必要があります。そのためアプリケーションサーバに負荷がかかり、ボトルネックになる場合や、管理コストが膨大になる場合がありました。

FPNを利用することによる利点
・PSに関わるセキュリティ上の懸念や運用管理の負荷について考える必要がない。
・異なる通信グループごとに物理的にネットワークを分離できるので、セキュリティリスクや障害リスクが分散されるとともに、処理ネックも解消される。
VNETテクノロジーが提供する開発支援サービスの内容
1. FPNの構築方法やVNETプラスの利用方法など、ネットワークのインフラ構築に関わるコンサルティング。
2. VNETプラスにおける新たな機能追加の開発。
3. インターネット上のVNETサポート装置群の提供も可能。別途費用が必要です。
VNETプラスを実装した通信装置が市場に展開される場合、VNETプラス利用料金が発生します。価格目安は通信装置1台あたり3万円、または通信装置本体価格の20%です。
VNETプラスをサポートするOS
- Windows 10/11Ubuntu16~22(Linux)Android 9以降Raspberry pi OS(64bit)Raspberry pi ZERO、3、4、5
での動作が確認されています。
(参考)IoT向け開発支援サービスを開始 アプリ「VNETプラス」を活用し、安全なエンドツーエンド暗号化通信を実現

IoTBiz編集部
2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。
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