【カミナシ】現場DXプラットフォーム「カミナシ」軽井沢プリンスホテルが導入し、毎月2,000枚の紙帳票の削減に成功
【カミナシ】現場DXプラットフォーム「カミナシ」軽井沢プリンスホテルが導入し、毎月2,000枚の紙帳票の削減に成功
この記事では、軽井沢プリンスホテルのリゾート施設に導入された、株式会社カミナシの現場DXプラットフォーム『カミナシ』について紹介しています。
株式会社カミナシは、軽井沢プリンスホテルを中心に軽井沢浅間プリンスホテル、軽井沢72ゴルフに、現場DXプラットフォーム『カミナシ』を導入したことを発表されました。
長野県北佐久郡軽井沢町にある軽井沢プリンスホテルは、ゴルフ場、スキー場、浅間プリンスホテル・軽井沢プリンスショッピングプラザなどのリゾート施設が点在している約440万㎡以上の中にあるホテルです。近年では、リゾート地でのビジネスイベント「リゾートMICE」を開催するほか、G7会合などの国際的なイベントの開催地にも選ばれており、最盛期には1日約1,500名以上もの宿泊客を迎えている施設です。このような国内外の多くのお客様を迎え入れるため、適切な衛生管理は不可欠であり、質の高いサービスを維持する上で非常に重要な業務となります。しかし、これまでの衛生管理は紙の帳票で行われており、処理や保管に多くの手間がかかっていました。また、ホテルやゴルフ場には数カ所のレストランがあり、各施設によって業務が複雑かつ多岐にわたることから従業員への衛生管理教育や研修にも多くの労力がかかっていました。そして、2021年6月に完全義務化されたHACCPへの対応とともに軽井沢プリンスホテルでは、衛生管理体制を構築すること、紙帳票の削減による環境負荷軽減の取り組みを推進することを目的として『カミナシ』の導入に至りました。
■活用方法と成果
1. 料飲部門における衛生管理の帳票をデジタル化
毎月2,000枚の紙帳票が削減され、処理や保管にかかる手間はほぼゼロに
飲食に関連する、ホテル、ゴルフ場のレストラン、40セクションにて10種類以上(食品の管理や従業員の健康チェック、冷蔵庫の温度管理、厨房の温湿度管理など)の管理業務をカミナシに移行した結果、毎月約2,000枚あった紙の帳票を削減しました。これにより紙の帳票の印刷や配布が不要となり、衛生管理担当者が行っている業務のうち、月8時間分の業務時間が効率化されました。
2. アラート機能により帳票の記入不備や逸脱の是正も記録
これまで2名で丸1日かけていた監査対応の準備時間を削減
監査のたびに2名の担当者が紙の帳票を倉庫から回収し、帳票が正しく記入されているか、逸脱があった場合は是正がされているかなどのチェックを丸1日かけて行っていました。カミナシ導入後は、記入不備や逸脱情報はその場でアラートが発信されるため、業務中に是正完了まで記録できるようになりました。そのため監査時には、カミナシのシステム上に保管された過去のデータを参照・提示する形で実施することができ、現場で監査に対応する担当者の業務負荷の軽減にもつながっています。
3. 業務マニュアルのデジタル化
新しい従業員への教育や研修にかかる工数やコストを削減
多くの施設を有するがゆえ従業員が覚えておくべき事柄も多量です。衛生管理の逸脱時の対処や、各施設における管理基準、緊急時の対応や、業務マニュアルが必要なときに多くの紙のマニュアルから探したり、マニュアル自体の管理方法など、このような課題を従業員も衛生管理者も抱えていました。カミナシ導入後は、システム上にマニュアルを設置することで、わからないことがあれば手元のタブレットですぐに検索ができ、新しい従業員への教育にかかる工数の削減にもつながっています。
■導入事例詳細
軽井沢の名門ホテルが抱える20箇所のレストランにカミナシを導入
毎月2,000枚以上の紙の帳票を削減し、監査対応の迅速化も実現
(参考)軽井沢の名門ホテルが抱える20箇所のレストランにカミナシを導入
■現場DXプラットフォーム『カミナシ』について
『カミナシ』は、作業チェックなど現場の業務フローをノーコードでデジタル化する現場DXプラットフォームです。これまで紙やエクセルで行っていた手書き情報のデータ化から集計、報告など、作業をノーコードでアプリにすることで、現場での正しい作業やナビゲーションの徹底やチェックデータのリアルタイムな一元管理を実現します。製造や飲食、小売、物流など、業界問わず10,000箇所以上の現場のDXに寄与しています。
(参考)カミナシ
■今後の展開
宿泊部門であるフロント業務やハウスキーピング業務にもカミナシの活用を検討し、複数のホテル・施設部門との連携を加速させることで、導入効果はもちろん、軽井沢プリンスホテルエリア全体のサービスレベルの向上を図る予定です。
(参考)軽井沢プリンスホテルが現場DXプラットフォーム「カミナシ」を導入
IoTBiz編集部
2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。
関連記事
DX
ニュース
IoT
この記事では、シンクレイヤ株式会社と株式会社エヌ・シィ・ティが行う国内初の『50G-PON』の実証実験について紹介しています。
2025-01-15
1min
ニュース
AI
DX
この記事では、株式会社Robot Consultingが提供する資金繰り改善サービス「請求ロボ」について紹介しています。
2024-12-27
1min
ニュース
おすすめ
SIM
DXHUB株式会社(本社:京都府京都市下京区中堂寺 代表取締役社長 : 澤田賢二 以下「DXHUB」)は、株式会社トウヨウ貿易(代表取締役:岸澤可乃、本社:大阪市西区、以下「トウヨウ貿易」)の外国籍の方の生活を快適にする新サービス「At SIM Powered by DXHUB」のサービスを開始いたしました。
2024-12-24
2min