【YDKテクノロジーズ】「IoT多点観測システム」インターフェース強化!水門・樋門の遠隔監視と洪水時の操作を支援
【YDKテクノロジーズ】「IoT多点観測システム」インターフェース強化!水門・樋門の遠隔監視と洪水時の操作を支援

この記事では、株式会社YDKテクノロジーズが販売を開始した、「IoT多点観測システム」について紹介しています。
株式会社YDKテクノロジーズは、気候変動による水害の頻発・激甚化に対応するため、2024年12月1日から「IoT多点観測システム」のインターフェースを強化し、新たに販売を開始しました。このシステムは、水門や樋門、樋管の遠隔監視を最適化するための機能を提供します。
(参考)水文観測機器 | 株式会社YDKテクノロジーズ

■背景
気候変動により、水害は今や数十年に一度と予測されていたものではなくなり、いつどこで発生するかわからない状況です。国が管理する約9,000の水門施設のうち、遠隔監視・操作が可能な施設は約20%にとどまり、残りの施設では洪水時に操作員が手動でゲートを制御していますが、水門等のDX化は、労働力不足や効率化のため急務となっています。
■主な特長
1. 入力センサの2ch化と近接スイッチ接続追加
・水位計や近接スイッチが最大2台接続可能になり、より多角的な監視が可能
・水門の内外水位やゲートの開閉状態を遠隔で低コストで監視できる
2. 警報機能の強化
・水位が設定された警報水位を超えた際、現地に回転灯や表示灯で警報を発報
・これにより、現場での即時対応が可能となり、迅速なアクションを促進
3. データの見える化システム
・観測データをパソコンやスマートフォンのWebブラウザで閲覧可能に
・一般公開機能もあり、外部への情報提供や共有が容易に
4. カスタマーセンターによる監視
・観測機器の状態を常時監視し、異常や故障の予兆を早期に発見
・アラートによって問題を迅速に把握し、長期間のデータ欠測を防止

このシステムの導入により、全国の水門等の遠隔監視能力が向上し、洪水などの災害時における迅速かつ効率的な対応が期待されます。
(参考)YDK Technologies
(参考)水門・樋門・樋管の遠方監視に最適「IoT多点観測システム」のインターフェースを拡充 | 株式会社YDKテクノロジーズのプレスリリース

IoTBiz編集部
2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。
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