【物流・倉庫】AIカメラ・クラウドカメラ・IoTカメラの活用事例2選
【物流・倉庫】AIカメラ・クラウドカメラ・IoTカメラの活用事例2選
近年、物流業や倉庫業では、最新のテクノロジーが急速に導入されています。特にAIカメラ・クラウドカメラ・IoTカメラの導入が注目を集めています。 この記事では、物流業や倉庫業におけるAIカメラ・クラウドカメラ・IoTカメラの活用方法や成功事例について詳しくご紹介いたします。これらのテクノロジーの活用により、業務の効率化やセキュリティの向上など、さまざまなメリットが得られることでしょう。
目次
物流・倉庫におけるカメラの活用
物流業や倉庫業で起きる様々な問題やトラブルとカメラ活用でできることを紹介します。
物流・倉庫の様々な問題・トラブル
物流業や倉庫業では、人や物など様々な問題やトラブルが起きる可能性があります。ここでは、その中でも特に代表的な「荷物の盗難や窃盗」「地震・大雪・大雨などの自然災害による物流被害」「物流倉庫での事故やヒヤリハット」について紹介します。
荷物の盗難や窃盗
物流業や倉庫業では、生産・販売に欠かせない大切な資材や備品などの荷物を運びます。在庫管理の現場では、なかなかミスに気づくことができず、その隙を狙って従業員や関係者、または無関係の人が盗難を行なってしまうのが問題になっています。
荷物の盗難や窃盗を防止するためには、人的な管理だけでは盗難や窃盗をゼロにすることが難しいため、カメラの導入が必須になります。
以下は、銅線約500キロが窃盗被害にあった事例です。
地震・大雪・大雨などの自然災害による物流被害
物流業や倉庫業では、地震による荷物の破損や大雪による倉庫の崩壊、大雨による荷物の浸水など様々な自然災害のリスクと常に隣り合わせです。また、災害により、荷物の輸配送ができなくなるケースも少なくありません。
そのため、物流業や倉庫業では自然災害に対するBCP対策を常に持つ必要があります。
物流倉庫での事故やヒヤリハット
物流倉庫での大きな問題として、取り上げられるのが、事故やヒヤリハットです。倉庫はとても広大で高さもかなり高い倉庫が多いため、高所から転落しそうになることがあります。
また、荷物が多く管理されているため、少しでも荷物管理に不備があると足元の箱につまづき、転倒しそうになることもあります。
カメラの活用でできる3つのこと
近年のカメラ(AIカメラ・クラウドカメラ・IoTカメラ)では、企業によって、従来のカメラと比べて、様々な活用方法があります。その中でも特に代表的な「防犯対策、セキュリティ強化」「BCP対策」「業務改善、安全対策」の3つの活用方法について詳しく紹介します。
①防犯対策、セキュリティ強化
カメラの導入法として、これまで一番多い目的が「防犯対策、セキュリティ強化」です。前述した荷物の盗難や窃盗の防止や倉庫内に無関係の人間を侵入させないための方法としてカメラを導入します。
②BCP対策
近年のカメラ(AIカメラ・クラウドカメラ・IoTカメラ)の性能が上がり、機能が増えたことで増えてきた導入目的が「BCP対策」です。
カメラ導入をしていない企業では、自然災害が発生した際に、直接、人が倉庫に向かい目視で倉庫内の状態を把握し報告するという業務マニュアルを行なっているケースが多いですが、カメラ導入を進めている企業では、安全な場所から倉庫内の映像をリアルタイムで24時間監視することができるため、災害発生時でも業務に支障が出ないような業務運用をすることが可能です。
③業務改善、安全対策
近年のカメラ(AIカメラ・クラウドカメラ・IoTカメラ)の性能が上がり、機能が増えたことで最も増えているカメラ導入の目的が「業務改善、安全対策」です。
これまでのカメラでは、倉庫内の映像を確認するだけにとどまっていましたが、近年では、カメラと共にAIやビッグデータ、IoTセンサーなどの最新テクノロジーと合わせて活用することで、業務の非効率な部分をAIが教えてくれたり、最適なピッキングフローを教えてくれたりと様々な業務改善を行うことが可能になっています。
さらには、よく事故やヒヤリハットが起きる場所を知ることができたり、事故が起きた際には、管理者に通知が送られるような機能も備わっています。
AIカメラ・クラウドカメラ・IoTカメラの活用事例2選
AIカメラ・クラウドカメラ・IoTカメラの活用事例を紹介します。
Canon × 鈴江コーポレーション
鈴江コーポレーションでは、これまで、台風などの災害が起こるたびに昼夜を問わず、所長が現場まで駆けつけ、倉庫内の状況把握と役員報告を行ってきましたが、近年では災害の頻度も増え、災害時の業務フローが従業員の大きな負担になっていました。安全面からも遠隔監視への検討を行い、Canonのクラウド型録画サービスVisualStageの導入を行いました。
Canonのクラウド型録画サービスVisualStageの導入後は、災害時だけでなく常にスマホやPCから倉庫内のリアルタイム映像を確認することができるようになり、従業員の安全確保と同時にBCP対策も行うことができました。
<導入カメラ>
・VisualStage Type-S
(参考)【導入事例】災害時の倉庫内の状況把握を映像による遠隔監視に切り替えて業務効率アップと安全面の向上を実現|キヤノン
Safie × モノタロウ
現場を支えるネットストア「モノタロウ」を展開する株式会社MonotaROでは、約1000万点もの間接商材を倉庫で管理しており、Safieカメラを防犯・監視だけではなく、日々のオペレーション業務改善にも活用しています。
具体的には、Safieカメラの映像をリアルタイムで全社員が見れるようにすることで、倉庫内に行くことなく、倉庫内での様々な課題の発見を行うなどの活用をしています。
<導入カメラ>
・Safieカメラ(QBiC CLOUD CP-1) × 100台以上
(参考)モノタロウの広大な倉庫を クラウドカメラ設置でまるっと「見える化!」|防犯カメラ・監視カメラ・クラウドカメラならSafie(セーフィー)
AIカメラ・クラウドカメラ・IoTカメラのSIM・通信ならIoTBiz
IoTBizでは、「1枚からすぐに始められるIoT/M2M向け法人SIM」を提供しています。物流業や倉庫で活躍するカメラ用のSIMをご用意しております。
<カメラ専用プラン(大容量)>
50GB:4,000円 / 月
100GB:5,200円 / 月
200GB:8,900円 / 月
400GB以上:お問合せください。
そのほか様々なプランをご用意しております。詳細は、下記URLからご覧ください。
https://iot.dxhub.co.jp/lp
<利用開始までの流れ>
①お見積もり・お申し込みのご依頼
下記URLのお問い合わせフォームよりお客様がどういった通信サービスをご要望されているか、ご相談ください。
https://iot.dxhub.co.jp/lp
②最適なプランのご提案
弊社のIoT/M2M専門コンサルタントからお客様のご要望に合わせて最適な通信プランを提案させていただきます。
③ご契約後、最短即日の発送
すぐにSIMカードを発送させていただきます。物流体制を内製化しているため最短即日での発送が可能です。
④受取・SIMカードの挿入・開通
受け取ったSIMカードを端末に取り付け、接続設定を行えばすぐ利用開始できます。
IoTBiz編集部
2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。 DXHUB株式会社 https://dxhub.co.jp/ 京都本社 〒600-8815 京都府京都市下京区中堂寺粟田町93番地KRP6号館2F 東京オフィス 〒151-0053 東京都渋谷区代々木1-25-5 BIZ SMART代々木 307号室
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