【LocationMind】移動軌跡から分析可能『xPop駅勢圏データ』の提供開始
【LocationMind】移動軌跡から分析可能『xPop駅勢圏データ』の提供開始

この記事では、LocationMind株式会社が提供を開始した、利用路線と乗車駅、乗り換え駅、下車駅、移動前後の活動も分析可能な『xPop駅勢圏データ』について紹介しています。
東大発の位置情報AIベンチャー、LocationMind株式会社は、GPSデータに基づく人流データをCSV形式で提供する『xPop駅勢圏データ(※1)』の販売が開始されました。
■背景
従来、鉄道の利用者の行動分析をするには、交通系ICカードでの改札通過データの活用や、調査票による現状把握が主流でしたが、交通系ICカードでは、改札通過前後の行動が捕捉できない、ICカードデータが取得できない駅がある、そして調査票は、調査日数やサンプル数が限られることと、広範な調査には多大な時間と費用がかかることが課題となっていました。
そこで、機械学習アルゴリズムを使ってGPSデータの移動軌跡を「徒歩、自動車、鉄道」に分解し、日本全国の鉄道ネットワーク(路線、駅)を独自にデータ化(※2)、「鉄道利用による移動」と判別されるGPSデータの移動軌跡(利用路線と乗車駅、乗り換え駅、下車駅、移動前後の活動)から分析可能な、データセット『xPop駅勢圏データ』が開発されました。
■特徴
交通系ICカードデータとの違い
・ある駅で下車した人の乗車駅、乗車路線、乗換駅など一連のトリップをつなげて分析が可能
・交通系ICカード改札が未導入駅でも分析可能
・下車後の訪問エリアや滞在時間から、駅周辺の推定消費額の推計が可能
調査票との違い
・過去にさかのぼって経年変化が比較可能(2019年以降)
・日本全国、どの駅でもほぼ同じ時間工数で分析が可能
従来のGPSデータセットとの最大の違い
・メッシュ単位ではなく、鉄道路線単位に集計されたデータ
・日本全国の鉄道ネットワーク(路線、駅)を独自に整備している当社だけが提供できるデータセット
データはCSV形式で提供され、2019年以降のデータの提供が可能です。集計可能な要件が多岐に渡るため、要望を確認してから受注生産されます。
市街地計画づくりを検討されている自治体、建設コンサルタント企業、鉄道運行計画の最適化、駅周辺のにぎわい設計、街づくりを検討されている鉄道事業関係企業などを主な利用者として想定されています。
(※1)「LocationMind xPop」データは、NTTドコモが提供するアプリケーションの利用者より、許諾を得た上で送信される携帯電話の位置情報を、NTTドコモが総体的かつ統計的に加工を行ったデータです。位置情報は最短5分毎に測位されるGPSデータ(緯度経度情報)であり、個人を特定する情報は含まれません。
(※2) 当社独自の日本全国の鉄道ネットワークデータは、有償にて提供可能です。
(参考)店舗前人流データを販売開始~xPop for Professional Data~ | LocationMind株式会社 | 位置情報解析の東大発ベンチャー
(参考)全国鉄道駅の改札通過者、乗り換え利用者の推計統計データ「xPop駅勢圏データ」を提供開始|LocationMind株式会社のプレスリリース

IoTBiz編集部
2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。
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