【高齢者介護・老人ホーム・介護施設】おすすめの見守りカメラの活用事例7選
【高齢者介護・老人ホーム・介護施設】おすすめの見守りカメラの活用事例7選
日本では、少子高齢化の影響により、介護サービスの需要が急増しています。しかし、介護現場にはさまざまな問題が存在します。本記事では、介護施設や高齢者介護現場での様々な課題に対処するために、見守りカメラ(AIカメラ・クラウドカメラ・IoTカメラ)の効果的な活用方法や事例を詳細にご紹介いたします。これにより、介護の質向上と利用者の安全確保に役立つ情報をお届けします。
目次
介護業界におけるカメラの活用
ここでは、介護業界の高齢者介護現場での問題と介護業界における見守りカメラ(AIカメラ・クラウドカメラ・IoTカメラ)活用でできる3つのことを紹介します。
介護現場で起こる様々な問題・トラブル
介護現場においては、ホーム利用者や介護職員など、さまざまな人々に関連する問題が発生することがあります。この記事では、介護現場で一般的に生じる主な問題やトラブルについて紹介します。
入居者の転倒・転落
高齢者介護の現場において、介護職員が最も懸念しているのが入居者の転倒や転落です。高齢者の転倒や転落は、万が一の場合に重大な結果をもたらす可能性があるため、介護職員は入居者の安全に細心の注意を払う必要があります。
こちらは、介護施設における介護施設における転落事故のニュース動画です。
入居者の徘徊
高齢者介護の現場では、認知機能の低下により、利用者が徘徊や夜間のさまよいをすることがあります。そのため、夜間勤務する介護職員には大きな負担がかかることがあります。
入居者から介護職員への暴言・暴行、嫌がらせ
社会問題としても取り上げられたことのある入居者から介護職員への暴言・暴行、嫌がらせも、介護現場でのトラブルの一つです。特に、まだ職場に慣れていない新人職員や日本語での意思疎通が難しい外国人職員に対して起きやすい問題とされています。
介護職員から入居者への暴言・暴行、嫌がらせ
介護職員から入居者への暴言・暴行、嫌がらせに関するトラブルも同様に、社会問題として取り上げられることがあります。高齢者の認知機能や身体機能が低下しており、反応が鈍くなっている場合や体が自由に動かせなくなっている場合に、イライラが募ってしまい、介護職員が問題を引き起こすケースがあります。
カメラの活用でできる3つのこと
近年のAIカメラ・クラウドカメラ・IoTカメラでは、AIやビッグデータ、IoTセンサーなどと組み合わせた活用をすることで、単純な映像を撮るという活用方法以外の活用方法がたくさん増えています。その中でも代表的なカメラの活用方法である「転倒・転落、徘徊などの映像確認」「介護現場での暴言・暴行、嫌がらせの防止と証拠撮り」「労働環境の改善、介護職員の負担軽減」について紹介します。
1. 転倒・転落、徘徊などの映像確認
カメラの導入目的として最も多いのが「転倒・転落、徘徊などの映像確認」です。従来のカメラでも同様の活用をされていましたが、AIカメラ・クラウドカメラ・IoTカメラでは、転倒・転落、徘徊時の録画映像と当時にIoTセンサーや通知機能を使い介護職員に知らせる機能などと一緒に活用されることが多くなりました。また、近年では、入居者のプライバシーに配慮した形で映像を撮影するカメラなども登場しています。
2. 介護現場での暴言・暴行、嫌がらせの防止と証拠撮り
介護現場の安全性や信頼性を保つために「介護現場での暴言・暴行、嫌がらせの防止と証拠撮り」としてカメラが活用されることもあります。これから本格的に高齢者の数が急速に増えていく日本では、「入居者から介護職員への暴言・暴行、嫌がらせ」や「介護職員から入居者への暴言・暴行、嫌がらせ」がより一層、社会問題として取り上げられる可能性がとても大きいです。介護現場の安全性や信頼性を保つためも防止や証拠撮りという観点からカメラの導入をすることは大切かもしれません。
3. 労働環境の改善、介護職員の負担軽減
そして、近年、介護施設を運営する代表者や施設長が重要視しているポイントが「労働環境の改善、介護職員の負担軽減」という点です。
AIカメラ・クラウドカメラ・IoTカメラを導入することで、これまで不明確だった「転倒・転落、徘徊」に対する見回り業務をカメラの力で業務改善することができ、「介護現場での暴言・暴行、嫌がらせ」の対策もカメラの力ですることができるようになるため、最終的に、これまで人力でやっていた仕事をカメラが行うことで、介護職員の負担が軽減されるという効果があります。
また、カメラ映像を分析することで、提供サービスの向上や業務改善にも役立てることができます。
AIカメラ・クラウドカメラ・IoTカメラの活用事例7選
AIカメラ・クラウドカメラ・IoTカメラの活用事例を紹介します。
みまもりCUBE Plus × 特別養護老人ホーム 第二いずみ苑
特別養護老人ホーム 第二いずみ苑では、夜間の施設内や室内の見回り回数がとても多く、離床センサーのみを利用していた際は、居室内まで駆け付けないと、状況を把握できなかったため、無駄な駆け付けが多くありました。
そのような状況を改善するために、みまもり CUBE Plusを導入したことで、危険な状態の利用者の把握が簡単に行えるようになりました。さらに、モニターで室内をリアルタイムで状況確認できるので、無駄な駆け付け回数が減り、夜間の業務を大幅に軽減することができました。
<導入カメラ>
・みまもり CUBE Plus × 2台
(参考)みまもりCUBE Plus-システムLight-|株式会社ラムロック
みまもりCUBE × 軽費老人ホーム ケアハウスらいふ戸畑
軽費老人ホーム ケアハウスらいふ戸畑では、介護職員の「居室内の目が届かない場所で事故が発生しているかもしれない」という不安が介護職員の精神的な負担を増加させていたため、そのような介護職員の精神的な負担を軽減させるためにみまもりCUBEの導入を行いました。
みまもりCUBEの導入後は、目が行き届かない居室内の状況をモニターで確認することができるようになったことで、介護職員の精神的な負担を軽減させることができました。さらに、万が一事故が発生した場合でも、カメラの録画機能を使うことで、事故発生時の状況を事細かに確認することができるため、これまで難しかった事故の原因究明を簡単にできるようになりました。
<導入カメラ>
・みまもり CUBE × 8台
(参考)みまもりCUBE Plus-システムLight-|株式会社ラムロック
みまもりCUBE Plus × 特別養護老人ホーム 足原のぞみ苑
特別養護老人ホーム 足原のぞみ苑では、夜間の巡回時に異変に気づいたり、センサーが鳴ってからその場に向かったりすると、適切な対応をするまでにかなり時間がかかってしまうことが課題でした。
みまもり CUBEを導入後は、リアルタイムにホーム利用者様の状況をモニターとスマートフォンから確認できるようになったことで、スピーディーに介護職員が対応できるようになりました。また、「何か異常が起きていないか」という介護職員の精神的な負担も軽減されました。
さらには、ホーム利用者の生活行動パターン等の情報も把握することができるので、介護中に起こり得る事故を予測し未然に防ぐようなリスクマネジメントにもカメラが活用されています。
<導入カメラ>
・みまもり CUBE × 10台
(参考)みまもりCUBE Plus-システムLight-|株式会社ラムロック
HitomeQ ケアサポート × 特別養護老人ホーム 田原福寿園
特別養護老人ホーム 田原福寿園では、PHSを使ったナースコールシステムから新しい設備への変更を検討しており、その際に重視した「介護スタッフの動き方・働き方を効率的にすることで、スタッフの働きやすい環境を整える」という点を叶えてくれるHitomeQ ケアサポートの導入を行いました。
HitomeQ ケアサポートの導入後には、訪室のタイミングが改善され従来よりも介護スタッフの負担軽減につながり、さらには、転倒事故の過去の動画を分析することで、転倒事故を未然に防ぐ対策なども行えるようになりました。
<導入カメラ>
・HitomeQ ケアサポート
(参考)田原福寿園様の導入事例|コニカミノルタ
HitomeQ ケアサポート × 特別養護老人ホーム 東京令和館 中野
特別養護老人ホーム 東京令和館 中野は、以前までは、従来のマットからの起き上がり等を検知するIoTセンサーは使っていたものの、介護スタッフの業務の効率化に繋げるられるほどではなく、カメラやセンサーだけではなく、より業務改善に役立つカメラを求め、HitomeQ ケアサポートの導入を行いました。
HitomeQの導入を行なった結果、入居者のプライバシーに配慮した形で居室の映像を鮮明に確認することができるようになりました。また、これまでは、室内で入居者に転倒があった際に、発見までに時間がかかったりと、対策を打つことが難しかったが、転倒のエビデンス動画としてしっかりと動画を残せたことで、入居者の家族への説明時にも、信頼関係構築に役立てることができました。
<導入カメラ>
・HitomeQ ケアサポート
・MOBOTIX D26
・MOBOTIX C26
(参考)東京令和館 中野様の導入事例|コニカミノルタ
HitomeQ ケアサポート × 介護老人保健施設 ゆりの⽊
介護老人保健施設 ゆりの⽊では、HitomeQ ケアサポートの導入を行い、起床や離床のタイミングを映像で確認することができるため、利用者ごとの生活パターンや行動パターンを把握することが可能になり、一人一人に合ったケアや対策を行いやすくなりました。
<導入カメラ>
・HitomeQ ケアサポート
(参考)ゆりの木様の導入事例|コニカミノルタ
HitomeQ ケアサポート × 特別養護老人ホーム ケアホームちどり
特別養護老人ホーム ケアホームちどりでは、これまで高齢者が転倒した際には、転倒時の映像などがないため、万が一のことを考え病院へ受診するように対応していましたが、HitomeQ ケアサポートの導入後には、転倒や転落の映像を確認することができるようになったため、病院へ受診が必要な転倒だったのか、それとも尻もちをついた程度なのかなどの判断が簡単にできるようになりました。
<導入カメラ>
・HitomeQ ケアサポート
(参考)ケアホームちどり様の導入事例|コニカミノルタ
AIカメラ・クラウドカメラ・IoTカメラのSIM・通信ならIoTBiz
IoTBizでは、「1枚からすぐに始められるIoT/M2M向け法人SIM」を提供しています。介護施設や介護現場で活躍するカメラ用のSIMをご用意しております。
<カメラ専用プラン(大容量)>
50GB:4,000円 / 月
100GB:5,200円 / 月
200GB:8,900円 / 月
400GB以上:お問合せください。
そのほか様々なプランをご用意しております。詳細は、下記URLからご覧ください。
https://iot.dxhub.co.jp/lp
<利用開始までの流れ>
①お見積もり・お申し込みのご依頼
下記URLのお問い合わせフォームよりお客様がどういった通信サービスをご要望されているか、ご相談ください。
https://iot.dxhub.co.jp/lp
②最適なプランのご提案
弊社のIoT/M2M専門コンサルタントからお客様のご要望に合わせて最適な通信プランを提案させていただきます。
③ご契約後、最短即日の発送
すぐにSIMカードを発送させていただきます。物流体制を内製化しているため最短即日での発送が可能です。
④受取・SIMカードの挿入・開通
受け取ったSIMカードを端末に取り付け、接続設定を行えばすぐ利用開始できます。
IoTBiz編集部
2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。 DXHUB株式会社 https://dxhub.co.jp/ 京都本社 〒600-8815 京都府京都市下京区中堂寺粟田町93番地KRP6号館2F 東京オフィス 〒151-0053 東京都渋谷区代々木1-25-5 BIZ SMART代々木 307号室
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