【ショーケース】「ProTech ID Checker」と「SPIRAL®」が連携、金融機関の申込・本人確認を一括で効率化
【ショーケース】「ProTech ID Checker」と「SPIRAL®」が連携、金融機関の申込・本人確認を一括で効率化

この記事では、株式会社ショーケースの「ProTech ID Checker」とスパイラル株式会社のローコード開発プラットフォーム「SPIRAL®」が連携して提供する、「SPIRAL×ProTech ID Checker」について紹介しています。
株式会社ショーケースとスパイラル株式会社は、2024年9月18日、オンライン本人確認ツール「ProTech ID Checker」とローコード開発プラットフォーム「SPIRAL®」の連携を正式に発表しました。この連携により、金融機関における申込や身元確認のプロセスにおける様々な課題をワンストップで解決し、業務の効率化とDXを推進します。
■連携の背景と目的
スパイラル株式会社は、業務アプリケーションを効率的に開発・運用できるローコード開発プラットフォーム「SPIRAL® ver.1」を提供しており、これまでに国内200以上の金融機関で、口座開設やローン申込などの業務プロセス改善に寄与してきました。
一方、株式会社ショーケースは、犯罪収益移転防止法に準拠したオンライン本人確認ツール「ProTech ID Checker」を提供し、金融機関を中心とした企業の本人確認手続きをデジタル化する取り組みを行っています。また、ショーケースは、入力フォームの最適化サービス「フォームアシスト」を提供し、累計8,000以上のフォームを改善するノウハウを蓄積しています。このノウハウを活かし、金融機関をはじめとする様々な業種において申込や身元確認の課題を解決することを目的に、今回のサービス連携が実現しました。
■連携の詳細とメリット
今回の連携により、「SPIRAL® ver.1」のユーザーは、ショーケースの「ProTech ID Checker」を利用してオンラインでの本人確認を行えるようになります。具体的なメリットとしては、以下の点が挙げられます。
1. ローン申請のオンライン本人確認
信用金庫などでのローン申請時、申込フォームに入力された情報と申請者の本人情報を照合するために、「ProTech ID Checker」が起動します。これにより、書類の提出や物理的な確認作業が不要となり、本人確認をオンライン上で完了させることが可能です。申請者の負担を軽減し、申請手続きの迅速化が期待されます。
2. 口座開設や住所変更手続きのデジタル化
口座開設や住所変更時にも「ProTech ID Checker」が活用されます。オンライン上で本人確認や住所確認が完了するため、ユーザーは従来のように書類の提出を行う必要がなくなり、手続きの時間を大幅に短縮できます。特に、口座開設では、最短で翌営業日に口座が開設されるケースもあります。
このように、「ProTech ID Checker」と「SPIRAL® ver.1」の連携は、ユーザーにとって利便性の向上をもたらすだけでなく、金融機関側の業務効率化も実現します。

■「ProTech ID Checker」の特長
「ProTech ID Checker」は、犯罪収益移転防止法に基づくセキュリティ要件を満たしたオンライン本人確認ツールであり、マネーロンダリング防止やテロ資金供与防止を目的に設計されています。以下の主要な特長があります。
(参考)ProTech ID Checker
1.撮影方式とマイナンバーカードを活用した認証
ユーザーはカメラで身分証明書を撮影する「撮影方式」と、マイナンバーカードによる公的個人認証サービスを利用する「ワ方式」のいずれかを選択できます。これにより、本人確認手続きを安全かつ確実にオンラインで完了させることができます。
2. 迅速な導入と簡単な設定
導入までの時間が非常に短いことも「ProTech ID Checker」の強みです。システムの導入には、対象のWebページにタグを設置するだけのシンプルな設定が求められ、特別な開発やプログラミングの知識は不要です。この簡単な設定により、サービスの開始まで最短1週間で対応が可能です。
3. 高い技術力とセキュリティ
ショーケースは、すでに複数の特許を取得しており、技術力の高さを裏付けています。さらに、厳しいセキュリティ基準を満たし、金融機関を含む多くの企業で採用されています。たとえば、2019年には「日経xTECH EXPO AWARD」でセキュリティー賞を受賞するなど、その技術は業界内外で高く評価されています。

■「SPIRAL® ver.1」の概要
「SPIRAL® ver.1」は、官公庁、金融、医療、不動産、教育機関など、幅広い業種に導入されている国内最大規模のローコード開発プラットフォームです。約13,000社以上の顧客が利用しており、販売促進や顧客管理(CRM)、従業員情報の管理など、多様な業務に対応しています。ユーザーは、クラウド上で重要な情報資産を安全に管理しながら、業務に最適なWebアプリケーションを迅速に開発・運用することができます。
■今後の展望
「ProTech ID Checker」と「SPIRAL®」の連携により、特に金融業界においては、オンライン本人確認プロセスのデジタル化が加速することが期待されています。さらに、今回の連携は、金融機関以外の業種にも波及し、さまざまな業界でのデジタルトランスフォーメーションが進む可能性があります。スパイラルとショーケースは、この連携を通じて、業界全体の業務効率化を支援し、より安全で迅速なサービス提供を目指しています。
これにより、ユーザーの利便性向上と、企業の業務効率化を両立させる新たなソリューションが広がることが期待されます。
(参考)オンライン本人確認/eKYCツール「ProTech ID Checker」とローコード開発プラットフォーム「SPIRAL®」が連携を開始 | 株式会社ショーケースのプレスリリース

IoTBiz編集部
2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。
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