【プリファードロボティクス】三菱電機ビルソリューションズと「カチャカ」を活用しエレベーターと連携した物流DXの実証実験を実施
【プリファードロボティクス】三菱電機ビルソリューションズと「カチャカ」を活用しエレベーターと連携した物流DXの実証実験を実施
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この記事では、株式会社Preferred Roboticsの自律搬送ロボット「カチャカ」と、三菱電機ビルソリューションズ株式会社のスマートシティ・ビルIoTプラットフォームが連携した、物流DXの実証実験について紹介しています。
2024年9月27日、三菱電機ビルソリューションズ株式会社と株式会社Preferred Roboticsは、ビル・マンション内物流の効率化を目指し、三菱電機ビルソリューションズのスマートシティ・ビルIoTプラットフォーム「Ville-feuille®(ヴィル-フィーユ)」と、PFRoboticsの自律搬送ロボット「カチャカ」を組み合わせた実証実験を実施しました。
この連携により、「カチャカ」はエレベーターを活用してフロア間の移動が可能となり、ビル内の最終区間(ラストワンマイル)の物流課題解決に寄与します。

■実証実験の背景
近年、人手不足により、ビルやマンション内での省人化・省力化のニーズが高まっており、自動化による物流効率向上が急務となっています。この環境下で、PFRoboticsが開発した小型・低価格な「カチャカ」は、さまざまな施設で普及が進んでいます。効率的な自動搬送を実現するためには、ロボットがエレベーターを利用して複数のフロア間を移動する連携が必要であり、今回の実証実験ではその有用性が確認されました。
■自律搬送ロボット「カチャカ」とは
PFRoboticsの「カチャカ」は、ロボット技術を活用し、人の指示に従って自律移動する「スマートファニチャー」を目指して開発されたロボットです。自己位置推定技術(SLAM)やナビゲーション、画像・音声認識などを備え、複雑な室内環境での柔軟な自律移動を実現しています。「カチャカ」は一般家庭のみならず、医療機関や飲食店などの人手不足が顕著な場所でも使用され、効率的な自動搬送ソリューションを提供しています。
■エレベーター連携機能について
「Ville-feuille®」は、ロボットからのリクエストに応じてエレベーターの呼び出しや目的階の登録を行い、ロボットに対しては乗降タイミングを通知します。この機能により、「カチャカ」がエレベーターを利用して複数のフロアを移動し、ビル全体の効率的な物流システムの構築が可能となります。
三菱電機ビルソリューションズとPFRoboticsは、病院やオフィスビルから一般家庭向けマンションまで、幅広い分野で物流DXの推進に貢献し、人手不足や2024年問題といった社会課題解決を目指します。
(参考)「ロボット移動支援サービス」と自律搬送ロボット「カチャカ」の連携によりビル・マンション内のラストワンマイルの課題解決に貢献

IoTBiz編集部
2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。
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