【トヨタL&F×富士通】フォークリフトやオペレーターの動きをAIがクラウド上で解析、安全運転を評価する「運転動画AI解析」サービス提供開始
【トヨタL&F×富士通】フォークリフトやオペレーターの動きをAIがクラウド上で解析、安全運転を評価する「運転動画AI解析」サービス提供開始
この記事では、株式会社豊田自動織機 トヨタL&Fカンパニーと富士通株式会社が共同で開発した、安全運転を評価するサービス「運転動画AI解析」について紹介しています。
株式会社豊田自動織機 トヨタL&Fカンパニー(以下、トヨタL&F)と富士通株式会社(以下、富士通)は、トヨタL&Fの物流ノウハウと富士通の「Fujitsu Data Intelligence PaaS」のAIサービス「Fujitsu Kozuchi」を組み合わせ、国内初※となる フォークリフトやオペレーターの動きをAIがクラウド上で解析し、安全運転を評価する「運転動画AI解析」サービスを開始しています。
「運転動画AI解析」サービスは、トヨタL&Fが、IoTとクラウドの技術でお客さまのより良い物流現場づくりをサポートするサブスクリプション型のサービス群「FORKLORE(フォークロア)」にて、利用可能です。
※国内初:豊田自動織機調べ
近年、安全教育の一環として、フォークリフト用のドライブレコーダーがオペレーターの安全運転評価に活用されることが増えています。フォークリフトは、工場や物流倉庫など人と物が行き交う場所での使用が多く、オペレーターの安全運転が求められていますが、記録映像の確認にかかる膨大な時間や評価のばらつきが課題となっている状況です。
■運転動画AI解析について
「運転動画AI解析」は、「Fujitsu Kozuchi」によって安全運転評価業務を効率化し、評価のばらつきを平準化することで、安全教育をサポートするサービスです。フォークリフトの旋回・走行や、フォークの動き、オペレーターの安全確認動作などを学習したAIが、ドライブレコーダー映像をクラウド上で解析します。
オペレーターの不安全な操作のうち、
走行荷役同時操作
後進時指差し確認不良
前後進切替時一時停止不良
急旋回
これらを自動で検出します。
検出した不安全な操作は、当該部分のみを抽出して閲覧でき、各オペレーターの安全運転は、成績表として表示されます。
これによって、映像確認時間の削減やオペレーターの安全意識向上が期待できます。
解析結果の閲覧画面 (不安全な操作の発生とその種類をアイコンで表示)
安全運転成績表 (不安全な操作の検出結果を種類別にスコア化)
■「運転動画AI解析」紹介動画
■トヨタL&Fについて
フォークリフトのトップメーカーとして、製品の開発や販売だけでなく、データ活用にも積極的に取り組んできました。2021年には、物流現場の様々な機器をインターネットにつなぎ、稼働状況や使用状態などのデータをクラウド上で収集・蓄積・分析し、お客さまの現場改善をサポートするサービス群「FORKLORE」をリリースしました。現在、「FORKLORE」のサービスとして、ドライブレコーダーのデータをもとに、フォークリフトの稼働状況および記録映像をWeb上で閲覧できる「ドラレコConnect」と、フォークリフト用リチウムイオンバッテリーの使用状況を可視化する「バッテリーConnect」を提供しています。今後も、ニーズに応えるサービスを開発し、「FORKLORE」を拡充することで、より安全で快適な物流現場の実現に貢献していきます。
■富士通について
データとAIを活用する「Fujitsu Uvance」のオペレーションプラットフォーム「Fujitsu Data Intelligence PaaS」にてAIサービス「Fujitsu Kozuchi」を提供しています。「運転動画AI解析」は、「Fujitsu Kozuchi」が提供する世界最高クラスの精度を誇る人間や物体の画像解析技術によって、オペレーターの動きやフォークリフトの周囲の状況を分析し、安全運転度合いを評価しています。将来的には、蓄積したデータを「Fujitsu Data Intelligence PaaS」のデータ分析機能で可視化し、さらなる付加価値創出を目指しています。今後も富士通は「Fujitsu Uvance」のもと、データとテクノロジーを活用した「Fujitsu Data Intelligence PaaS」を通じて、さらなる安心安全な労働環境の実現に貢献していきます。
<関連リンク>
・Fujitsu Data Intelligence PaaS
(参考)Fujitsu Data Intelligence PaaS : 富士通
・Fujitsu Uvance
(参考)Fujitsu Uvance | 富士通
・Fujitsu Kozuchi
(参考)Fujitsu Kozuchi : 富士通
(参考)トヨタL&F、富士通のAIを活用しクラウド上でフォークリフトの安全運転を評価する国内初のサービスを開始
IoTBiz編集部
2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。 DXHUB株式会社 https://dxhub.co.jp/ 京都本社 〒600-8815 京都府京都市下京区中堂寺粟田町93番地KRP6号館2F 東京オフィス 〒151-0053 東京都渋谷区代々木1-25-5 BIZ SMART代々木 307号室
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