【eWeLL】国内初のAIによる訪問看護報告書自動作成機能を開始
【eWeLL】国内初のAIによる訪問看護報告書自動作成機能を開始

この記事では、株式会社eWeLLが提供を開始した、訪問看護報告書を生成AIで自動作成する新機能「AI訪問看護報告」について紹介しています。
株式会社eWeLLは、2024年10月1日から、訪問看護報告書を生成AIで自動作成する新機能「AI訪問看護報告」の提供を開始します。これにより、訪問看護師が書類作成にかかる時間を大幅に短縮し、より多くの時間を患者ケアに費やすことが可能になります。この新機能は、eWeLLが開発した在宅医療支援サービス「iBow」シリーズの一部として提供され、国内初(※1)の試みとなります。
※1 自社調べ。生成AIを活用した訪問看護報告書のワンクリック自動作成。

■AI訪問看護報告機能の概要
この新しい自動作成機能は、訪問ごとの看護記録をもとに報告書を自動生成します。生成AIは膨大なデータから要点を抽出し、正確で一貫性のある報告書を作成する能力に優れており、看護師が手動で文章をまとめる必要がなくなります。これにより、業務効率が大幅に向上し、文書の品質も安定します。また、過去の報告書のスタイルに合わせた内容にカスタマイズでき、各看護ステーションの書式に適合した報告書を簡単に生成することが可能です。
■計画書自動作成との連携で業務をさらに効率化
今回の「AI訪問看護報告」機能は、2024年4月にリリースされた「AI訪問看護計画」と連携して使用することで、訪問看護業務全体の効率をさらに向上させます。これにより、看護師は計画書や報告書の作成にかかる時間を大幅に削減し、患者ケアに専念できる環境が整います。文書作成に費やす時間の削減は、看護の質の向上にもつながると期待されています。
<2024・2025 eWeLLプロダクトリリース抜粋>

■在宅医療DXの推進とAI活用の拡大
eWeLLは、生成AIやビッグデータを活用して、在宅医療のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。同社は、2024年8月には地域包括ケアを支援する「けあログっと」をリリースし、2025年にはAIを活用した訪問スケジュール最適化機能「AI訪問スケジュール」の提供を予定しています。これらの機能により、在宅医療における業務効率をさらに高め、質の高いケアを提供する仕組みを構築します。
■高齢化社会への対応と課題解決に向けた取り組み
少子高齢化の進む日本では、在宅医療のニーズが急速に高まっています。訪問看護師は患者ケアだけでなく、報告書作成などの事務作業にも多くの時間を割く必要があり、その負担が大きな課題となっています。特に、訪問看護報告書は患者の状態やケアの内容を正確に反映するため、作成に手間がかかります。
eWeLLの「AI訪問看護報告」は、こうした課題を解決するために開発されました。自動生成された報告書によって、看護師の負担が軽減され、患者ケアにより集中できる環境が整います。この取り組みは、在宅医療の持続可能な医療体制の構築にも寄与すると期待されています。
■eWeLLの概要と今後の展望
株式会社eWeLLは、在宅医療支援を目的に、訪問看護ステーション向けの電子カルテ「iBow」などのITツールを提供しています。現在、全国で5万2千人以上の医療従事者(※2)がeWeLLのサービスを利用しており、延べ65万人以上の在宅患者(※3)の療養を支えています。今後もAIやデジタル技術を活用したソリューションの開発を進め、医療現場の効率化とケアの質の向上を目指していきます。
※2 2024年8月末時点におけるiBow上で稼働中職員の看護師、准看護師、専門看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、精神保健福祉士、看護助手等の総数。
※3 2024年5月末時点における発行されたiBow上の訪問看護指示書の延べ対象患者数。
(参考)イーウェル(eWeLL)
(参考)eWeLL、国内初の生成AIを活用した訪問看護報告書の自動作成機能を提供開始

IoTBiz編集部
2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。
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