【シャープ】AIoTクラウドの「WIZIoT遠隔監視」がフロート型・レベル型メーターのAI読み取りに対応!スマホカメラで自動撮影し、点検時間を約50%短縮
【シャープ】AIoTクラウドの「WIZIoT遠隔監視」がフロート型・レベル型メーターのAI読み取りに対応!スマホカメラで自動撮影し、点検時間を約50%短縮

この記事では、シャープの子会社である株式会社AIoTクラウドがアップデートした、工場設備の点検作業を効率化するためのサービス「WIZIoT(ウィジオ)遠隔監視」の「フロート型・レベル型メーター」のAI読取機能について紹介しています。
シャープの子会社である株式会社AIoTクラウドは、工場設備の点検作業を効率化するためのサービス「WIZIoT(ウィジオ)遠隔監視」を、2024年9月19日よりアップデートしました。このサービスは、AI技術を活用して設備のメーターを自動的に読み取ることで、従来の目視点検作業の負担を大幅に軽減します。
■アップデートの背景
AIoTクラウドは、製造業界における人手不足の深刻化を背景に、工場の安全運転に不可欠な点検業務の効率化が求められている現状に着目。2024年2月から、カメラでメーターを撮影し、AIでデータを自動的に読み取ることで、アナログ・デジタルメーターや警告ランプなどの設備点検をサポートする「WIZIoT遠隔監視」を提供してきました。このサービスは、工場やプラントでの安全性確保やメンテナンス業務の省力化を目指し、固定カメラとスマートフォンを活用したハイブリッド型のSaaS(Software as a Service)として設計されています。
■アップデートの主な内容
今回のアップデートでは、これまで対応していたアナログ・デジタルメーターや警告ランプに加えて、食品・化粧品工場や化学プラントなどで使用される「フロート型・レベル型メーター」のAIによる自動読み取りが新たに可能になりました。これらのメーターは、タンクやボイラーの流量や液面を計測するために広く利用されていますが、目視による点検は手間がかかり、ミスが発生するリスクがありました。AIを活用することで、こうした手間を大幅に削減し、精度の高いデータ収集を実現します。
■スマホで簡単に点検
さらに、スマートフォンのカメラを使用してメーターを連続的に自動撮影する機能も新たに追加されました。これにより、スマホをメーターにかざすだけでAIが自動的にデータを読み取るため、従来の目視点検よりも約50%の時間短縮が可能になります。この機能は特に、点検業務に不慣れな作業者でも簡単に操作できるため、全体的な作業効率を向上させます。
■オフライン対応
また、地下など電波が届きにくい場所でもオフラインで点検を行えるようになり、スマホのネットワーク接続が難しい環境でも、安定した点検業務が可能となりました。
■アップデートの主なポイント
1. 食品・化粧品工場や化学プラントなどで使用される「フロート型・レベル型メーター」のAI読取対応
2. スマホをかざすだけでメーターを自動的に連続撮影し、目視点検の時間を約50%短縮
3. 地下などの電波が届きにくいエリアでもオフラインでの点検が可能
このように、今回のアップデートにより、点検業務はさらに簡便でスピーディーに進められるようになり、製造現場の安全性と生産性の向上に大きく貢献します。
■今後の展望
AIoTクラウドは、今後もお客様からの要望に応じて「WIZIoT遠隔監視」サービスをさらに強化し、他の業務ツールとの連携を進めることで、業務の効率化やコスト削減に寄与していく方針です。また、働き方改革や省人化の推進にも貢献し、製造現場での生産性向上をサポートすることを目指しています。
(参考)AIoTクラウドの『WIZIoT(ウィジオ)遠隔監視』サービスが「フロート型・レベル型メーター」のAI読取に対応 | シャープ株式会社のプレスリリース

IoTBiz編集部
2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。
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